*この記事にネタバレはありませんが,各作品の内容に部分的に言及しています。未見の作品を先入観なしで鑑賞されたい方は,作品を先にご覧になってから本記事をお読みください。
夏の気配がしつこく残る中,2024年夏アニメはすべての作品が放送を終了した。今回の記事では,恒例通り2024年夏アニメの中から,当ブログが特にクオリティが高いと判断した5作品をランキング形式で振り返ってみたい。コメントの後には,作品視聴時のXのポストをいくつか掲載してある。今回は「中間評価」の記事でピックアップ作品と異同はない。なお,この記事は「一定の水準を満たした作品を挙げる」ことを主旨としているため,ピックアップ数は毎回異なることをお断りしておく。
5位:『先輩はおとこのこ』
【コメント】
主人公らの心理に寄り添った,素朴な温かみのある作品だ。最終話で登場したまことの祖父は,彼に己の価値観を貫く意志を授け,そして彼自らが祖父にとっての“未来”となった。“まなざしの地獄”から解放された彼は,新たな光のもとで世界をまなざし返すのだろうか。その時,彼の目に咲と竜二という無二の存在はどのように映るのか。また彼らの目にまことはどのように映るだろうか。続編として劇場版『映画 先輩はおとこのこ あめのち晴れ』の公開(2025年2月14日)が決定している。
『先輩はおとこのこ』1話。面白かった。まことの“自由”はほんの少し息苦しいんだけど、そんな空気を咲の無鉄砲な一途さが吹き飛ばす。まことの幼少時と咲を関根明良さんが演じたのも意外性があってよかった。キャラデザと作画も予想以上によかったです。#先輩はおとこのこ #ぱいのこアニメ
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年7月10日
『先輩はおとこのこ』5話。いいですね。『やがて君になる』以来の繊細な心理描写と言えるかもしれない。アニメーションとしては素朴な作りだと思うけど、端々に輝くものがある。このラストカット、まことの寂寥感が教室内の空気に漏出しているようでとてもいい。#ぱいのこアニメ #先輩はおとこのこ pic.twitter.com/kYiRI6yhje
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年8月1日
『先輩はおとこのこ』9話。くーこの竜二の笑顔は心を抉るね。自分の本当の気持ちを「キモい」と言わざるを得ない状況。そう言わしめてしまう状況。願わくば、彼のような想いが打ち消されない世界にならんことを。#先輩はおとこのこ #ぱいのこアニメ pic.twitter.com/soSJYnOSJi
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年9月8日
『ぱいのこ』最終話。とてもとてもとてもいい作品でした。まことの祖父の話は色々な意味で“重い”エピソードだった。静かに、しかし強い意志で自らの価値観を貫くその姿は、まことに勇気を与え、やがてはまこと自身が祖父にとっての“未来”になったのだと思います。#先輩はおとこのこ #ぱいのこアニメ
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年9月26日
4位:『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』
【コメント】
15分という短尺のアニメながら,“可愛さ”と“世知辛さ”と“エグさ”を絶妙な割合で配合した秀作。作画・芝居・色彩どの点においても,大橋明代監督の高いセンスを感じさせる作品だった。飯塚晴子によるキャラクターデザインも美麗。各キャラの魅力を十二分に伝えていた。さらに小野友樹,中原麻衣,三木眞一郎を中心とする声優陣の演技も耳心地良く,総じて目と耳を喜ばせるアニメーションに仕上がっていたと言える。今のところ続編の報はないが,ぜひ期待したいところである。
『まほあく』2話。今回も面白かった。やっぱ飯塚晴子さんのキャラデザ抜群ですね。キャラデザを中心に、背景・色彩・撮影が心地よく調和してる感じ。あとOPのここが好き。完璧な構図。#まほあくアニメ #まほあく pic.twitter.com/jWgWXJlvli
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年7月16日
『まほあく』3話。「可愛い」を売りにしてることは当初からわかっていたけど、ここまでしっかり「可愛い」をまとめてくるとはさすが大橋明代監督。またその一方で、意外とえげつない描写が多いのもこの作品の面白さ。いいバランスだと思う。#まほあく #まほあくアニメ pic.twitter.com/P04qfV36HP
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年7月23日
『まほあく』7話。今回も面白かった。ここ綺麗でしたね。アパートの電灯を光源とした逆光気味のカットから始まり、白夜の「勘違い…?」で半カゲ。明と暗によって揺れ動く心を反映したライティング。この後のオセロとのアソシエーションも生まれて面白い。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年8月20日
#まほあく pic.twitter.com/3eJiE4hGud
『まほあく』7話。今回も面白かった。ここ綺麗でしたね。アパートの電灯を光源とした逆光気味のカットから始まり、白夜の「勘違い…?」で半カゲ。明と暗によって揺れ動く心を反映したライティング。この後のオセロとのアソシエーションも生まれて面白い。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年8月20日
#まほあく pic.twitter.com/3eJiE4hGud
『まほあく』最終話。こういうロケーションの使い方で雰囲気盛り上げる構図、大好物です。Cパートで白夜の所作とOP主題歌のタイミングを合わせたのも小気味よくて、とてもいい余韻が残りました。ほんとセンスの塊みたいな作品でしたね。#まほあく #まほあくアニメ pic.twitter.com/C2oBaxVwKp
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年9月24日
3位:『小市民シリーズ』
【コメント】
小市民として世間に紛れ込むべく「互恵関係」にあった小鳩と小佐内。友達でも恋人でもないその別れが,これほどまでに大きな喪失感を伴うものとは。アニメ制作班と声優陣が2人の関係性の描写に注力したからこそ,ここまで後を引く最終話となったのだろう。“日常を素材にした非日常”という形の演出が優れていたことはもはや言うまでもないが,やはり主役2人の立ち位置がきっちり描き込まれていたことが,本作に人間ドラマとしての品格を与えたことは間違いない。少々後味の悪い結末を迎えた本作だが,幸いと続編制作と放送予定(2025年4月)の報がすでに出ている。この2人の「互恵関係」の行く末を最後まで見届けよう。
『小市民シリーズ』1話。キャラデザが優秀なのはPVでわかってたけど、演出がここまで面白いとは思わなかった。梅田修一朗さんと羊宮妃那のキャスティングもバッチリ。実写EDも効果的だと思います。ちなみに実写EDは同じラパントラックの『さらざんまい』でもやってましたね。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年7月6日
#小市民シリーズ #小市民
『小市民』2話。むちゃくちゃ面白かった。今回なんか特にそうですけど、並のアニメーションでやると単調でつまらなくなると思うんですよ。そこを思い切った構図や演出で実に見応えのある映像にしている。特にこの鏡なんかものっすごく嘘をついてるわけですけど、逆に異化効果があっていい。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年7月13日
#小市民 pic.twitter.com/hWBRMNlRq0
それとこの鏡がこの作品で不自然にならず、むしろ効果的に見えるのは、1話から2人が“いるはずのない場所にいる”という表現をしているからだと思うんですよね。物理的な“嘘”を映像表現として積極的に取り込むような演出方針になっていて、たいへん面白い。#小市民 https://t.co/dukwC7brnO pic.twitter.com/hsDeWqkalG
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年7月13日
大胆にファンタジーを盛り込んでいた京アニ『氷菓』と、即物描写に徹しながらも密かに違和を呼び込むラパントラック『小市民シリーズ』。同じ米澤穂信作品の同じ“非日常感”創出でも、両者で感性がまるで違う。面白いですね。#小市民 #小市民シリーズ #氷菓 pic.twitter.com/F7x4vrDmeE
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年7月20日
『小市民』4話。2話では“魔鏡”からその存在を抹消されていた小佐内。その彼女が文字通り牙を剥き、OP映像が“回収”された話数。「狐」が「狼」を「あれ」呼ばわりするところに、もはや友情や恋愛といったカテゴリーに納まらない特殊な関係性が2人の間にあることが伺われる。#小市民 #小市民シリーズ pic.twitter.com/lpOwBKB5Cv
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年8月4日
『小市民』最終話。決して恋人同士ではなく、単なる互助関係に過ぎない男女の“別れ”がこれほどまでに切ないとは。全話を通して、感情未満の何かが染み出してくるような素晴らしい演出でした。2期も楽しみにしてます。ひとまずスタッフの皆様お疲れ様でした!#小市民 #小市民シリーズ
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年9月14日
2位:『負けヒロインが多すぎる!』
【コメント】
“ラブ”コメなのにさほど恋愛恋愛しているわけではない。ラブ“コメ”なのに腹を抱えて笑うほどでもない。しかし一つのアニメ作品として完成されている。これはひとえに,作画・演出・声優陣の演技によるキャラクター作り,およびロケーションやライティングによる“場”の作りの妙によるものだ。いみぎむる原案・川上哲也デザインのキャラは,賑やかで生き生きとしたラブコメアニメらしい造形だが,学校の校内を中心とした舞台に置かれると不思議な実在感を醸し出す。アニメという媒体の面白さを改めて実感させてくれる作品だった。OPとEDのアニメーションも上々。OPで本編とのコントラストを狙いつつ,EDでヒロインたちの心情に寄り添うという,本編とは違った形で物語を語る作りになっていた。是非とも続編を期待したい作品である。
『マケイン』1話。むちゃくちゃ面白かったですね。まず渋いほどの校舎の描き込みにびっくりしたんだけど、その校舎内での全カゲ演出がうまい。教室内や階段など多くのシーンでは(ほぼ)全カゲのカットが多くなっている。#マケイン #負けヒロインが多すぎる pic.twitter.com/SygzKmqpHl
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年7月13日
『マケイン』4話。やっぱこの作品の画作りはいい。前にも言ったけど影の量が圧倒的に多い。OPの底抜けに明るい雰囲気と対照的に、キャラの8割が影、そこに差し色のように光が当たるというカットが多い。これ夏の“裏面”なんですよね。ラブコメの中に繊細さを加味する画になっている。#マケイン pic.twitter.com/Tiu69RCOP9
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年8月3日
『マケイン』8話。わかってらっしゃる…ここに小鞠ちゃん推しがいることを…わかってらっしゃる…ありがとうございます…
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年8月31日
この素晴らしいEDのコンテ・演出・水彩着彩・撮影は青瀬きいろさん(@AOSE_KIIRO )です。ありがとうございます…#マケイン #負けヒロインが多すぎる pic.twitter.com/HPGuPI1gxL
『マケイン』7話。いやー最高。ほぼ全編夜のシーンという本作らしい場面設定。そして夜なんだけど、そこには光や色が確かにあるという画作り。まさに“負けヒロイン”の心情に寄り添った演出ですね。特に夜の遊具はいいですよ。極限まで明度が下がっても、その色は能弁。色々なことを語る。#マケイン pic.twitter.com/G8TzCadem5
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年8月24日
『マケイン』11話。小鞠ちゃんの芝居がよすぎる。細かいところなんですが、八奈見に呼ばれて振り返るところのカットが“らしい”んですよ。こういう細やかな芝居を付けてくれるおかげでキャラが立つんですよね。ブラボーです。#マケイン pic.twitter.com/U0gMbuIlj0
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年9月21日
『マケイン』最終話。とてもいい作品でした。恋愛がテーマなのに妙なドキドキ感がない。それもよりもキャラの振る舞いが面白い。言ってみれば、キャラが恋愛という“対象a”の周辺をくるくる回っているような物語。「負けヒロイン」というキャラ設定の面白みが存分に楽しめた作品でした。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年9月28日
#マケイン
1位:『逃げ上手の若君』
【コメント】
「2024年 夏アニメは何を観る?」の記事でイチオシとしてピックアップした作品。
日本史ベースのアニメということでは,近年では山田尚子監督のTVアニメ『平家物語』(2022年)や湯浅政明監督の劇場アニメ『犬王』(2022年)などがあった。これらの作品でも史実の中に独自のファンタジー(非現実性)を導入していたわけだが,『逃げ上手の若君』は一際ユニークな“偽史”を仮構している。それぞれの歴史上の人物は,史実をベースにしながらも強烈に戯画化され,主人公・北条時行に襲いかかる敵役ですら,極めて魅力的なキャラクターへとメタモルフォーゼされている。そうしたカリカチュアの世界をもとにしつつ,「逃げ=生きる価値」というポジティブなテーマをしっかりと伝えているのも好感度が高い。本来の意味でのコメディ(喜劇)の風格を備えた作品と言える。
アニメーションとしてのクオリティも極めて高い。ある程度各話演出の采配に委ねた演出方針をとっていると見られ,適度なアニオリ演出を盛り込みつつ,アニメ作品としての面白さを追求している。作画・芝居・色彩など,毎話飽きさせない作り込みがなされており,大変見応えがあった。歴史のアニメ化作品の一つの“解”を提示したと言えるだろう。この作品も現在のところ続編制作の報はないが,是非とも期待したい。
→その後,2024年10月7日0時に第二期の制作決定が発表された。続報を待とう。
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— TVアニメ『逃げ上手の若君』 (@nigewaka_anime) 2024年10月6日
TVアニメ
『逃げ上手の若君』
第二期制作決定
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少年は逃げて
英雄となる―――
続報をお楽しみに!https://t.co/vBaAt2Otyu#いざ#逃げ上手の若君 pic.twitter.com/Bos6NeB9pl
『逃げ若』1話。当初の期待通りすっっっばらしいアニメーションでした。キャラデザ、作画、芝居どれをとっても逸品。それと本編を観て改めて気づいたのは色彩設計のうまさ。色の量は多いんだけど下品にならない絶妙な落としどころが追及されてる感じ。#逃げ若 #逃げ上手の若君
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年7月6日
『逃げ若』2話。いやーほんっとに素晴らしいアニメーション。1話が作画と芝居で見せてきたのに対し、2話は演出の手数で見せてきましたね。『モブサイコ』か?と思わせるほど奔放なエネルギーが。最高です。しかも小林恵祐さんがまた原画に!ひょっとした毎話参加される?#逃げ若 #逃げ上手の若君 pic.twitter.com/0HXlkWTWlX
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年7月13日
『逃げ若』6話。とてもとてもとても素晴らしい話数でした。1話のような繊細な芝居が光る一方で、今回のようにシンボリックな演出も映える。ほとんど現代アートの企画展を観ているかのような話数でしたね。視聴者の眼をぐっと惹きつける力をもった話数だと思います。#逃げ若 #逃げ上手の若君 pic.twitter.com/Ic7L05zD5P
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年8月10日
『逃げ若』9話。素晴らしい!狭小空間を活かしたアクション。よくこんな画が思い浮かぶなあと感心しっぱなし。亜也子には申し訳ないけどぶん投げられる時のスピード感は爽快だったし、弧次郎の回転斬撃もかっこいい。今回の演出は『進撃』の今井有文さん。納得です。#逃げ若 #逃げ上手の若君 pic.twitter.com/lebB1h9o4X
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年8月31日
『逃げ若』10話。Bパート素晴らしかった。尊氏と直義の対話場面の不気味なほど爽やかなスカイブルー。シュールレアリズムのような絵画性がある。そして唐突なダッチアングルと青を一気に打ち消すような直義の赤い恐怖。尊氏の不気味さを引き出す素晴らしい演出でした。#逃げ若 #逃げ上手の若君 pic.twitter.com/7FQWQUCNuN
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年9月14日
『逃げ若』11話。まー次から次へと濃いキャラを連発してきますね。作画班もさぞかし楽しかったことと思います。保科弥三郎のタナトス(死ぬ欲望)の陶酔と、時行のエロス(生きる欲望)の陶酔との間に生まれるコントラストがたいへん面白かった。しかもお尻ですからね。#逃げ若 #逃げ上手の若君 pic.twitter.com/xcLg6EMrjn
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年9月21日
『逃げ若』最終話。素晴らしい最終話でした。「逃げ=生きる」というテーマを伝えつつ、合戦の緊迫感とギャグの仕込みでとても楽しい話数に仕上がっていた。なんというか全部盛りですね。続編待ってます。スタッフの皆さま、素晴らしい作品をありがとう。お疲れ様でした!#逃げ若 #逃げ上手の若君
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年9月28日
● その他の鑑賞済み作品(50音順)
『ATRI -My Dear Moments-』『異世界スーサイド・スクワッド』『【推しの子】』『しかのこのこのここしたんたん』『天穂のサクナヒメ』『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』『菜なれ花なれ』『真夜中ぱんチ』
以上,当ブログが注目した2024年夏アニメ5作品を紹介した。
今期は『異世界スーサイド・スクワッド』や『真夜中ぱんチ』など,オリジナル作品の中にもそれなりに健闘したものがあったのだが,今ひとつパンチに欠けた。しかしその代わりに,『逃げ上手の若君』のように,原作付きでありながら独自路線を行く作品が観られたことはたいへん喜ばしい。原作とアニメの関係はしばしばデリケートな問題も孕むが,この作品のように大胆な解釈を施した作品が今後も生まれて欲しいものである。
2024年秋アニメのおすすめに関しては以下の記事を参照頂きたい。