アニ録ブログ

あるオタクの思考と嗜好をキロクしたブログ。アニメとマンガを中心としたカルチャー雑記。

ブログ開設から2年経ちました。

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あっという間の2年です。

この間,アニメ業界にも僕個人にもいろいろなことが起こりました。

コロナ禍は,アニメの制作体制に大きく影響を及ぼしました。とりわけ,声優のみなさんは仕事の仕方が大きく変わり,今でもとても苦労をされていることと察します。そしてコロナ禍による社会変化は,やがてアニメ表現そのものも変質させていくかもしれません。これは不安でもありますが,その反面,少し楽しみでもあります。そもそも表象文化は社会変化に応じてその内実を変えていくものです。今後,アニメにおいて,人と人との距離がどう扱われていくのか,いつか登場人物のほとんどがマスクをしているシーンが登場するのか。なかなか興味深いところです。

僕個人の出来事としては,やはり肉親を亡くしたことが物の見方を大きく変えました。それは単に悲しいというだけでなく,やがて訪れる自分自身の死とどう向き合うかを深く考えさせられたということです。やや大げさに言えば,そこには哲学的思索のようなものがありました。幾原邦彦監督の『さらざんまい』(2019年春)のレビューを書いたのもこれがきっかけです。幾原監督自身,父親を亡くされています。とりわけ作家性の強い幾原監督の作品ですから,そこに実体験に基づく〈生と死〉の観念が反映しているはずだ,という思いがありました。

www.otalog.jp

これからも,社会情勢や個人的な出来事の影響を受けながら,細々をこのブログを続けていく予定です。おそらく途中でやめることはないでしょう。なぜなら,このブログは”アニメログ”であると同時に,”ライフログ”でもあるからです。

皆さん,どうぞ今後とも「アニ録ブログ」をよろしくお願い申し上げます。