アニ録ブログ

あるオタクの思考と嗜好をキロクしたブログ。アニメとマンガを中心としたカルチャー雑記。

2022年 冬アニメは何を観る?来期おすすめアニメの紹介 ~2021年秋アニメを振返りながら~

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『平家物語』公式HPより引用 ©︎「平家物語」製作委員会

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2021年 秋アニメ振返り

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2022年秋アニメは,前回の「何を観る?」の記事で紹介したオリジナルアニメの中に個人的に評価できる作品が少なかったのだが,それ以外の作品に優れたものが多くあり,結果として十分満足のできるクールだったのではないかと思う。ここでいくつかの作品を簡単に振り返ってみよう。

大正時代を舞台とした『大正オトメ御伽話』は,主人公の珠彦とユヅが“家”という力に翻弄される過酷な運命を背負いながらも,主体的かつ真摯な愛情を育んでいく純愛物語だ。原作の桐丘さな自身が,一人ひとりのキャラクターを愛情を持って描いていることがはっきりと伺える良作である。

異形の姿が見えるようになってしまった四谷みこが主人公の『見える子ちゃん』は,「見える/見えない」という視点の差異をうまく活用したホラーコメディだ。登場する化け物はどれも不気味であったり妙に滑稽だったりするのだが,どこか憎み切れない存在感を放っていて面白い。みこの父親とのエピソードなど,サプライズと感動の両方を狙った話数もあり,“コメディ”の一言で済ませるにはもったいないほどの物語性を持った作品である。

その意味では,『古見さんは,コミュ症です。』も,単なる“学園コメディ”という枠を越えた丁寧な演出や心理描写が光る秀作だ。とりわけ,随所に盛り込まれたアニメオリジナルの演出には要注目だ。また,先行して実写ドラマ版がNHKで放映されていたが,両者を比較することで”アニメでしかできないこと/実写ドラマでしかできないこと”が見えてくるかもしれない。

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シリーズ2クール目となる『無職転生~異世界行ったら本気だす~』は,深夜アニメにおいて量産されている”異世界モノ”の標準値をはるかに越えたハイクオリティの作品だ。単に作画レベルが高いというだけでなく,主人公ルーデウスとその父パウロとの再会シーンなど,現実的であると同時に非現実な家族の描写をこの上なく丁寧に描いており,”異世界モノのパイオニア”としての原作にふさわしいアニメ化作品に仕上がっている。このジャンルのアニメ作品の金字塔となることは間違いないだろう。

マンガ原作のアニメ化作品としては,『王様ランキング』が頭一つ抜けた傑作だ。作画,構図,アクションなど,アニメ制作陣による熱の入った作り込みが原作の魅力を倍増させている。「力を奪い強くなる者」と「力を奪われてなお自ら力を勝ち得ようとする者」との対比は,純粋な腕力だけでなく,人が生まれ持つ様々な「能力」について深い反省的考察を促す。ひたむきなボッジの姿は多くの人を力づけることになるだろう。

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オリジナル作品の中で最も目を引くのは『海賊王女』だ。キャラクター造形や構図など,毎話視聴者をうならせる演出が光る。また,「海賊」というそれ自体は古風なモチーフを用いながらも,ミステリー要素を適度に盛り込んだ物語の運びは非常に上手い。さらに,プレスコに近い収録によって声優の演技の魅力を最大限に引き出したことも高評価に値する。最終話までの仕上げ方によっては,今期最高評価の作品となるかもしれない。

なお,2022年秋アニメの最終ランキングは後日当ブログで発表する予定である。

では2022年冬アニメのラインナップの中から,五十音順に注目作をピックアップしていこう。各作品タイトルの下に最新PVなどのリンクを貼ってあるので,ぜひご覧になりながら本記事をお読みいただきたい。なお,オリジナルアニメ(マンガ,ラノベ,ゲーム等の原作がない作品)のタイトルの末尾には「(オリジナル)」と付記してある。

 

① からかい上手の高木さん3


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【スタッフ】

原作:山本崇一朗/監督:赤城博昭/脚本:福田裕子,伊丹あき,加藤還一/キャラクターデザイン:髙野綾/音楽:堤博明/アニメーション制作:シンエイ動画/オープニング主題歌:大原ゆい子

【キャスト】

高木さん:高橋李依/西片:梶裕貴/ミナ:小原好美/ユカリ:M・A・O/サナエ:小倉唯/中井:内田雄馬/真野:小岩井ことり/高尾:岡本信彦/木村:落合福嗣/浜口:内山昂輝/北条:悠木碧/田辺先生:田所陽向

【コメント】

この作品の最大のポイントは,キャラクターの頭身だと僕は思っている。まだ成長しきっていない中学生の身体をややデフォルメしつつ表現したあのデザインが,高木さんと西方の甘酸っぱい恋愛模様に絶妙にマッチしている。無論,こうした作品の持ち味はマンガ・アニメという媒体でしか表現できない。PVを見ると,そんな高木さんと西方の柔らかい可愛らしさに,さらに磨きがかかっているように思える。二人の青春物語を見届けようではないか。

② 鬼滅の刃 遊郭編


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【スタッフ】

原作:吾峠呼世晴/監督:外崎春雄/キャラクターデザイン・総作画監督:松島晃/脚本制作:ufotable/サブキャラクターデザイン:佐藤美幸,梶山庸子,菊池美花/プロップデザイン:小山将治/美術監督:衛藤功二/撮影監督:寺尾優一3D監督:西脇一樹/色彩設計:大前祐子/編集:神野学/音楽:梶浦由記,椎名豪/アニメーション制作:ufotable

【キャスト】

竈門炭治郎:花江夏樹/竈門禰󠄀豆子:鬼頭明里/我妻善逸:下野紘/嘴平伊之助:松岡禎丞/宇髄天元:小西克幸 

【コメント】

*本作は前回の「何を観る?」の記事で「2021年秋アニメ」として挙げたが,放送開始が12月5日(日)ということもあり,「2022冬アニメ」としても挙げておく。以下は前回記事の再掲。

多くを語るまでもないだろう。「遊郭編」と言えば「堕姫」のビジュアルだ。この辺りから原作の吾峠呼世晴の画力も一段上がっているような印象がある。花魁の着物や肌の模様など,いっそう複雑なパターンをufotableがどう料理してくるか。これだけでも大いに見ものである。

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『鬼滅の刃』9巻より引用 ©︎吾峠呼世晴 2017,2017

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③ 錆喰いビスコ


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【スタッフ】

原作:瘤久保慎司/原作イラスト:赤岸K/原作世界観イラスト:mocha/監督:碇谷敦/副監督:又賀大介/シリーズ構成・脚本:村井さだゆき/キャラクターデザイン:浅利歩惟,碇谷敦/総作画監督:浅利歩惟,井川典恵/メインアニメーター:松原豊,河合桃子,豆塚あす香,竹知仁美/動画監督:張逸暉/美術監督:三宅昌和/美術・クリーチャー設定:曽野由大/色彩設計:千葉絵美/特効監修:谷口久美子/撮影監督:高木翼/CGディレクター:三田邦彦/編集:木村祥明/音楽:上田剛士(AA=),椿山日南子/音楽制作:フライングドッグ/音響監督:小泉紀介/アニメーション制作:OZ

【キャスト】

赤星ビスコ:鈴木崚汰/猫柳ミロ:花江夏樹/猫柳パウー:近藤玲奈/大茶釜チロル:富田美憂/ジャビ:斎藤志郎/黒革:津田健次郎

【コメント】

原作は瘤久保慎司による同名ライトノベル。すべてのものを錆びつかせる「錆び風」に悩まされる未来の人類を描いた物語だ。注目は,『Fate/Zero』(第1期:2011年秋/第2期:2012年春)『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』(第1期:2014年秋/第2期:2015年春)『id:INVADED』(2020年冬)などのキャラクターデザイン・作画監督で知られる碇谷敦(板垣敦)が監督・キャラクターデザインを務める点だ。ティザーPVを見ると,ビジュアル面でかなり完成された作品であることが伺える。『風の谷のナウシカ』のオマージュとも考えられるカットがいくつか見られるが,それらが作品とどうマッチしてくるかも見どころである。

④ 進撃の巨人 The Final Season Part 2


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【スタッフ】

原作:諫山創/監督:林祐一郎/シリーズ構成:瀬古浩司/キャラクターデザイン:岸友洋/総作画監督:新沼大祐,秋田学/演出チーフ:宍戸淳/エフェクト作画監督:酒井智史,古俣太一/色彩設計:大西慈/美術監督:小倉一男/画面設計:淡輪雄介/3DCG監督:奥納基,池田昴/撮影監督:浅川茂輝/編集:吉武将人/音響監督:三間雅文/音楽:KOHTA YAMAMOTO,澤野弘之/音響効果:山谷尚人(サウンドボックス)/音響制作:テクノサウンド/制作:MAPPA

【キャスト】

エレン・イェーガー:梶裕貴/ミカサ・アッカーマン:石川由依/アルミン・アルレルト:井上麻里奈/コニー・スプリンガー:下野紘/ヒストリア・レイス:三上枝織/ジャン・キルシュタイン:谷山紀章/ライナー・ブラウン:細谷佳正/ハンジ・ゾエ:朴璐美/リヴァイ・アッカーマン:神谷浩史/ジーク・イェーガー:子安武人/ファルコ・グライス:花江夏樹/ガビ・ブラウン:佐倉綾音/ピーク・フィンガー:沼倉愛美/ポルコ・ガリアード:増田俊樹/コルト・グライス:松風雅也

【コメント】

多くを語るまでもないだろう。MAPPAの作風も定着した。キービジュアルのエレンの長髪が,物語がいよいよ佳境を迎えつつあることを感じさせる。

⑤ その着せ替え人形は恋をする


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【スタッフ】

原作:福田晋一/監督:篠原啓輔/シリーズ構成・脚本:冨田頼子/副監督:平峯義大/キャラクターデザイン・総作画監督:石田一将/総作画監督:小林真平,川妻智美,山崎淳/メインアニメーター:髙橋尚矢/衣装デザイン:西原恵利香/色彩設計:山口舞/美術設定:根本洋行/特殊効果:入佐芽詠美/撮影監督:金森つばさ/テクニカルディレクター:佐久間悠也/CGディレクター:宮地克明/編集:平木大輔/音楽:中塚武/音響監督:藤田亜紀子/音響効果:野崎博樹,小林亜依里/制作:CloverWorks

【キャスト】

喜多川海夢:直田姫奈/五条新菜:石毛翔弥/乾紗寿叶:種﨑敦美/乾心寿:羊宮妃那/五条薫:斧アツシ

【コメント】

原作は福田晋一による同名マンガ。雛人形の頭師になることを夢見る高校生・五条新菜と,コスプレ美少女ギャルの喜多川海夢が繰り広げる異色のラブコメディだ。アニメの中で人形文化を扱うことだけでも面白いが,それとコスプレとを接続したアイディアは秀逸だと思う。“お色気ラブコメ“という表面的な印象以上に深い考察を促す作品かもしれない。

⑥ 空色ユーティリティ(オリジナル)


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【スタッフ】

監督・演出・作画監督:斉藤健吾/脚本:望公太/絵コンテ:雨宮哲/制作:Yostar Pictures

【キャスト】

美波:高木美佑/遥:天海由梨奈/彩花:後藤彩佐

【コメント】

ゲーム会社Yostarの子会社・Yostar Picturesが手がけるオリジナルアニメ。PVからわかるように,女子高生たちのほのぼのゴルフアニメといった趣の作品だが,何と言っても見どころは,斉藤健吾と雨宮哲の『SSSS.GRIDMAN』コンビ(斉藤は作画監督・総作画監督,雨宮は監督)がそれぞれ監督・演出・作画監督と絵コンテを手がける点だ。前半15分が本編,後編15分がキャストと制作スタッフによるトーク,という構成も面白い。なお,監督の斉藤は現在Yostar Picturesの取締役に就いている。

⑦ 東京24区(オリジナル)


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tokyo24project.com

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【スタッフ】
原作:Team 24/監督:津田尚克/ストーリー構成・脚本:下倉バイオ(ニトロプラス)/キャラクター原案:FiFS(曽我部修司・ののかなこ)/キャラクターデザイン:岸田隆宏/総作画監督:髙田晃,伊藤公規,まじろ/副監督:髙橋英俊/プロップデザイン:髙田晃/グラフィックデザイン:河原秀樹,添野恵/美術設定:塩澤良憲/美術監督:春日美波/色彩設計:中島和子/2Dデザイン:久保田彩/特殊効果:清水彩香/CGディレクター:宮地克明/撮影監督:佐久間悠也/編集:三嶋章紀/音響監督:岩浪美和/音楽:深澤秀行/制作:CloverWorks

【キャスト】

蒼生シュウタ:榎木淳弥/朱城ラン:内田雄馬/翠堂コウキ:石川界人/翠堂アスミ:石見舞菜香/櫻木まり:牧野由依/きなこ:兎丸七海/黒葛川早紀子:生天目仁美/翠堂豪理:楠大典/翠堂香苗:大原さやか/クナイ:斉藤壮馬/ヤマモリ:伊丸岡篤/ラッキー:喜多村英梨/白樺広樹:上田燿司/白樺梢:日高里菜/筑紫渉:中村悠一/宍戸花奈:花守ゆみり/進藤薫:江頭宏哉

【コメント】

「極東法令外特別地区」,通称「24区」に住むシュウタ,ラン,コウキの3人は,ある日,死んだはずの仲間からの電話を受け,「未来の選択」を迫られるという内容。“未来改変”がテーマなのだろうか,やや古風な設定ではあるが,オリジナルアニメであるという点と,今回が初のアニメ作品となるニトロプラスの下倉バイオの脚本に期待してみよう。

⑧ トライブナイン


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tribenine.tokyo

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【スタッフ】

原作:アカツキ×トゥーキョーゲームス/原案:小高和剛/キャラクター原案:小松崎類/キャラクター原案:しまどりる/音楽:高田雅史/総合プロデューサー:山口修平/監督:青木悠/シリーズ構成:横手美智子/アニメーションキャラクターデザイン:薮本陽輔/音楽制作:ランティス/アニメーション制作:ライデンフィルム

【キャスト】

神谷瞬:石田彰/白金ハル:堀江瞬/タイガ:沢城千春/有栖川さおり:渕上舞/三田三太郎:田村睦心/大門愛海:落合福嗣/青山カズキ:千葉翔也/鳳天心:中博史/鳳王次郎:諏訪部順一/神木結衣:小松未可子

【コメント】

舞台は「ネオトーキョー国」。社会に絶望した若者たちは「トライブ」を結成し,互いに激しい抗争を繰り広げていた。ネオトーキョー政府は,トライブ間の争いを「エクストリームベースボール(XB)」にのみ限定することで事態の打開を図ろうとする。

なかなかユニークな設定だ。個人的な話になるが,僕は昔から野球にはまったく興味がないーというより積極的に嫌いなのだが,不思議なことにアニメになると何の偏見も持たず楽しむことができる。本作の奇抜な世界観にも大いに期待したい。そして何と言っても注目は,ゲーム『ダンガンロンパ』シリーズ(2010年-)や,当ブログでも高く評価したTVアニメ『アクダマドライブ』(2020年秋)の小高和剛が原案を手がける点だ。かなりアクの強いビジュアルではあるが,彼の世界観が好きな人は見逃せない作品となるだろう。また『SHIROBAKO』(2014年秋-2015年冬)などの横手美智子が脚本を担当するのも心強い。なお,「スマートフォン向け3DアクションRPG」としての企画も進行中である。

⑨ 平家物語


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【スタッフ】

原作:古川日出男訳 「平家物語」(河出書房新社刊)/監督:山田尚子/脚本:吉田玲子/キャラクター原案:高野文子/音楽:牛尾憲輔/アニメーション制作:サイエンスSARU/キャラクターデザイン:小島崇史/美術監督:久保友孝(でほぎゃらりー)/動画監督:今井翔太郎/色彩設計:橋本賢/撮影監督:出水田和人/編集:廣瀬清志/音響監督:木村絵理子/音響効果:倉橋裕宗(Otonarium)/歴史監修:佐多芳彦/琵琶監修:後藤幸浩

【キャスト】

悠木碧櫻井孝宏早見沙織玄田哲章千葉繁井上喜久子入野自由小林由美子岡本信彦花江夏樹村瀬歩西山宏太朗檜山修之木村昴宮崎遊水瀬いのり杉田智和梶裕貴

【コメント】

湯浅政明監督『犬王』(2022年夏公開予定)や平安時代を片渕須直監督の新作と並ぶドメスティックな「古典作品アニメ」である点,それにもかかわらず,これまでグローバルな作風の作品を押し出してきた「+Ultra」枠の放送である点,そして山田尚子が京都アニメーション以外のスタジオで監督を務める点など,作品外の諸要素がネットを騒がせたことはまだ記憶に新しい。

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とはいえ,やはり作品そのものを評価しないことにはいくら大騒ぎをしても意味がない。本作はすでにFODにおいて全11話が配信されているが,我が家にはFODをTVの大画面で視聴する環境がない(僕はアニメをスマホやタブレットの小さな画面で観る習慣はない)ので,1話だけ観てやむなく断念した次第だ。というわけで,来年1月からの地上波放送で本格的な評価をしていこうと思う。

最近YouTubeに上げられた山田監督のインタビューによれば,「叙情詩としての『平家物語』を描いてみたい」と思ったとのことだ。『けいおん!』(第1期:2009年春/第2期:2010年春)『たまこまーけっと』(2013年冬)『聲の形』(2016年)『リズと青い鳥』(2018年)などで登場人物の心の機微を描いてきた山田が,古典『平家物語』をどう再解釈するか。実に楽しみである。


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2022年冬アニメのイチオシは…

2022年冬アニメの期待作として,今回は9作品をピックアップした。

今回のイチオシとしては『平家物語』を挙げたい。すでにFODで配信されているとは言え,より多くの人の評価にさらされ,より公平な評価を下されるのはやはりテレビ放映の時点ではないかと思われる。山田尚子版・叙情詩『平家物語』に大いに期待したい。

次点としては,『トライブナイン』『鬼滅の刃 遊郭編』『錆喰いビスコ』『東京24区』を挙げておこう。

以上,2022年冬アニメ視聴の参考にして頂ければ幸いである。