*この記事にネタバレはありませんが,各作品の内容に部分的に言及しています。未見の作品を先入観なしで鑑賞されたい方は,作品を先にご覧になってから本記事をお読みください。
今年も早年の瀬となり,秋アニメもほぼすべてが放送を終えた。期待作の多かった今クールの作品をみなさんはどうご覧になっただろうか。今回の記事では,恒例通り2022年秋アニメの中から,特にレベルの高かった10作品をランキング形式で振り返ってみたい。コメントの後には,作品視聴時のTweetをいくつか掲載してある。なお,最終話の評価によって,「2022年 秋アニメ 中間評価」ではピックアップしなかった作品が含まれることをお断りしておく。また,この記事は「一定の水準を満たした作品を挙げる」ことを主旨としているので,ピックアップ数は毎回異なる。
- 10位:『ヤマノススメ Next Summit』
- 9位:『機動戦士ガンダム 水星の魔女』
- 8位:『ヒューマンバグ大学 -不死学部不幸学科-』
- 7位:『SPY×FAMILY』第2クール
- 6位:『チェンソーマン』
- 5位:『Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-』
- 4位:『異世界おじさん』
- 3位:『ぼっち・ざ・ろっく!』
- 2位:『モブサイコ100 Ⅲ』
- 1位:『サイバーパンク エッジランナーズ』
10位:『ヤマノススメ Next Summit』
【コメント】
これまでのシリーズと同様,アニメーターの個性がしっかりと発揮された演出に目を奪われた。主人公のあおいは,ともすれば好き嫌いが分かれるキャラクターかもしれないが,富士登山を通して彼女の成長を描き切ったことにより,彼女のポジティブな変化を暗示する最終話となった。吉成鋼のエモーショナルなエンディングアニメーションも大きな見どころとなった。
『ヤマノススメ』5話。Aパートよかったですね。小春の圧の高い感じの芝居やランニングシーンなど、心地よく動いていた。楓のフェティッシュな着替えやあおいのいかにも筋力不足なランニングもグッド。脚本・絵コンテ・演出:山本裕介監督、作画:松本憲生さん、総作監:松尾祐輔さん。#ヤマノススメ pic.twitter.com/r5gQjaqtNf
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年11月1日
『ヤマノススメ』7話。もちろん本編もよかったですけど、吉成鋼さんのEDやっぱりいいですねー。エモい。ほとんどCパートみたいな存在感で、実質3話分楽しめる感じ。このEDの思想はいいよなあ。#ヤマノススメ pic.twitter.com/Cuhp3b2FrH
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年11月15日
『ヤマノススメ』8話。ここな&ほのか、もう天使が山登ってる感じでしたね。そして今回も吉成鋼さんのED!なんでこんなにエモい絵が描けるの!エモい!#ヤマノススメ pic.twitter.com/lTZwCMGTuT
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年11月22日
中野美代子氏は「虚構と遊戯」というエッセイの中で、登山という行為の中に「インファンティリズム(幼児性)」を見出している。要は“純粋な遊び”の要素ですね。登山は社会のためでも人のためでもなく、ただひたすら自分のために行うもの。あおいがこの物語で到達した境地も、
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年12月20日
#ヤマノススメ
そうした“自分のためだけの登山”だったのだろうと思います。しかし、それがある種のエゴイズムであればこそ、内省と成長の強度も高い。そしてあおいというキャラクターは、自分のために成長することで、同時に他者への思いやりを育んでいくキャラクターなのだと思います。#ヤマノススメ
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年12月20日
9位:『機動戦士ガンダム 水星の魔女』
【コメント】
これまで,日常風景と決闘を中心とした『ガルパン』流の“安全なミリタリズム”に終始してきた物語は,最終話近辺で俄かにきな臭い様相を呈してきた。多くの要素と複雑な人間関係を盛り込みながらも,スリリングなストーリーテリングで視聴者を惹きつける技術は,さすが『コードギアス』シリーズの大河内一楼といったところか。今後の展開にも大いに期待したい。
(第1クール最終話は2023年1月8日(日)放送予定)
『ガンダム水星の魔女』7話。いやーこれはすごいわ。百合成分とかちょうど今話題の『ウテナ』からの借用とかも確かに面白いんだけど、それ以上に視聴者をゾクゾクさせる強い脚本力がある。スレッタママの女狐(あるいは女狸)っぷりもたいへん面白い。これはいいガンダムだ。#水星の魔女 #G_Witch pic.twitter.com/ldrhWmiKVV
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年11月20日
いいねぇ。ここまでMS=兵器でのガチンコ対決を描いておきながら、今のところガンダムシリーズに必然の戦争要素を引っ込めたまま展開してる。ある意味で『ガルパン』的な“安全なミリタリズム”なんですよね。女性主人公ということもあって、マチスモの要素が薄いところもいい。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年12月4日
#G_Witch #水星の魔女
8位:『ヒューマンバグ大学 -不死学部不幸学科-』
【コメント】
このペープサートのような画をアニメとして評価すべきかどうかという躊躇もあり,「中間評価」ではピックアップしなかった(「何を観る?」の記事ではピックアップしている)のだが,最終話までの物語がとても面白かったためにランクに入れた。ここまで“リミテッド”なアニメーションでも,ストーリーが面白ければ作品として成立するということの証左でもある。杉田智和,小倉唯,子安武人らキャスト陣の演技も素晴らしく,特にこれまで“萌え”演技の多かった小倉にとって,「千恵」訳は新境地だったようだ。
最終話ありがとうございました〜🙇✨千恵を通じて、なかなか普段できないお芝居にチャレンジすることができました。毎度新たな発見のあるとっても楽しい現場でした☺️✨ぜひ何度でも観ていただきたいです。。🥰 #アニメバグ大 https://t.co/rgkoJEMXjd
— 小倉唯です。 (@yui_ogura_815) 2022年12月21日
『ヒューマンバグ大学』最高の最終話でした。佐竹を窮地に陥れ、彼を救ったのはあり得ないほどの“運”の集積だが、実は本当に強いのは“人”の力なのだという教訓。それこそが彼が「普通」たる所以。日常と非日常が表裏一体となった素晴らしい物語でした。スタッフの皆様、お疲れ様でした!#アニメバグ大
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年12月21日
7位:『SPY×FAMILY』第2クール
【コメント】
もはやおすすめ記事でピックアップするまでもないほど,高いクオリティを維持し続けている本作。特に第2クールでは「MISSION:23 揺るがぬ軌道」のアニメーションが非常に面白かった。こうした作り込まれたシーンを観るにつけ,本作のアニメ化の意義を改めて実感する。「Season 2」と劇場版の制作(ともに2023年)がすでに発表されている。
『SPY×FAMILY』23話。面白かった!このテニスシーンをこの形で観れるのはアニメならではですね。制作者の本意ではないかもしれませんが、こういうシーンはむしろ中割りをコマ送りで堪能したくなる。アニメ表現てすごいなと思わせる回でした。#スパイファミリー #SPY_FAMILY pic.twitter.com/rQci9HlL5s
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年12月10日
それとヨルのショットをフィオナが受けるカットもよかったですね。ちょっと出崎感が出ていたのがいい。ここは原作のコマも非常に迫力があって好きなシーンです。#スパイファミリー #SPY_FAMILY pic.twitter.com/IR8ZtPgSQj
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年12月10日
6位:『チェンソーマン』
【コメント】
“実写映画的”な演出(この言い方には少々疑問があるが)は主に原作至上主義勢から批判も多いが,個人的には,むしろ原作解釈の一つの在り方として高く評価したい。特に「04. 救出」のアキ宅の演出,「09. 京都より」のマキマ周りの演出,「10. もっとボロボロ」のタバコとリンゴの演出などが優れていた(下のTweet参照)。MAPPA一社提供の重圧も大きいと思うが,中山竜監督はじめアニメ制作陣には今後もこの演出方針を貫いてもらいたい。続編の報が待ち望まれる。
『チェンソーマン』4話。アキ宅のこの一連のシーンよかったですねー。環境音と生活音と最低限の会話からなる穏やかなシーンから、パワーちゃん登場で一気にワチャワチャっとなる。さっきのマシュマロの質問回答とも関連しますけど、こういう音作りはこの作品のポイントですよね。#チェンソーマン pic.twitter.com/Sy3mmsNPdU
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年11月1日
いやーこれは個人的に今までで一番いい回だった。特にマキマさん周りですね。ねっとりとした所作の演出で息が詰まるような空気感が出ていた。服の皺も捻り潰される男たちを暗示しているようでいい。そして彼女が放つ不気味な静謐感からのAimerさんED。素晴らしかったです。#チェンソーマン pic.twitter.com/jYfV6G7r49
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年12月6日
『チェンソーマン』10話。リンゴとタバコがとてもよかった。リンゴ=食あるいは生の愉悦に単純に執着するデンジ&パワー。対して、そのリンゴを素通りしてタバコ=病あるいは死に手を伸ばすアキ。しかしタバコは否応なく姫野の死を連想させてしまう。全体として、
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年12月13日
#チェンソーマン pic.twitter.com/PQ76y35MOM
『チェンソーマン』最終話。とてもいいアニメーションでした。最後に「口うるせーのとわがままなのとがいる生活」が丁寧に描かれたのもグッド。淡白な芝居と静謐感のある雰囲気には賛否もあるようですが、僕は総じて優れた演出だと思います。続編も期待してますので、
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年12月27日
#チェンソーマン pic.twitter.com/di5VvvnsEb
批判に負けず、監督には最後までこの世界観を貫いてもらいたいと思います。とりあえずスタッフの皆さま、お疲れ様でした!#チェンソーマン
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年12月27日
5位:『Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-』
【コメント】
派手なキャラクターやドラマはないが,「DIYは楽しい」という素朴な価値観を実直な画作りで伝えた良作。一方で,高低差を活かした大胆な構図と演出も目を引いた。一つのテーマに誠実に寄り添い,自由な発想で演出する。こうしたオリジナル・アニメが継続的に作られる環境こそが,日本アニメのアドバンテージの一つだろう。今後もこのような作品が作られ続けることを望みたい。
『Do It Yourself!!』3話。たくみんが黙々と自分のDIYに勤しむ姿がいい。すっかり馴染んでますね。そしてこの時の手の作画が最高。手をリアル造形にすることで、キャラのデフォルメとDIY作業のリアルのマッチングが図られてる。照れ隠しにジッパーを上げるジョブ子もとてもよかった。#diyアニメ #diy pic.twitter.com/vUg3tMLM0v
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年10月19日
『Do It Yourself!!』すてっぷ④。回想シーンの木漏れ日から、登校シーンのちょっとシティポップな木漏れ日の連係がとてもよかった。そしてせるふらしいオチも。本作らしい爽やかな笑いのシーンでした。#diyアニメ #diy pic.twitter.com/JCTNk94zUr
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年10月26日
『Do It Yourself!!』10話。ラストシークエンスの視線移動がよかったですね。潟女の〈低〉から湯女の〈高〉に視線が移ると同時にDIYとハイテクの対比が語られ、また〈低〉に戻ってくる。それとともにぷりんが潟女の〈低〉に降りてきて、せるふと同じ目線になる。#diyアニメ #diy pic.twitter.com/b74yVU767K
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年12月7日
ユニークな舞台を設定したこのアニメならではの演出でした。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年12月7日
絵コンテ:笹木信作さん、演出:中込健人さん、作監:吉田南さん、茂木海渡さん、福永智子さん、片出健太さん。#diyアニメ #diy pic.twitter.com/4X7qx613iz
『Do It Yourself!!』最終話。とても爽やかないいラストでした。「DIYは楽しい」という素朴な価値観を基に、心の距離感や絆の機微を描く。日本アニメのいいところです。こういうオリジナルアニメの精神は大事にしたいですね。スタッフの皆様、素敵な作品をありがとう。お疲れ様でした!#diyアニメ pic.twitter.com/JwKm5Ve03Q
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年12月21日
4位:『異世界おじさん』
【コメント】
3度の放送延期の憂き目を見ながらも,変わらずクオリティの高い話数を繰り出してくる本作。なんとしてでも作品の質をキープしたいという制作陣の心意気が伝わってくる。それもあってか,視聴者の評価は下がるどころか高まる一方のようだ。ユニークな作画と独特な間合いのギャグ,そして子安武人,福山潤,戸松遥,悠木碧の演技が光る異世界モノの傑作である。
(第13話は放送延期。放送時期は未定)
『異世界おじさん』8話。いやー最高でした!90年代教育の威力、キレッキレのアクション、ゆるめのギャグ、そして何だかよくわからない引き、どれをとっても逸品でした。視聴者の心配をいっぺんに吹き飛ばす名話数でしたね。この調子でラストまで突っ走ってください!#異世界おじさん pic.twitter.com/EXHsQFRNR5
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年11月25日
脚本:猪原健太さん、絵コンテ:渡邊政治さん、演出:古賀一臣さん、作監:桜井このみさん、今泉竜太さん、坂井久太さん。#異世界おじさん
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年11月25日
『異世界おじさん』9話。いいですねー。以前にも増して演出の幅が広くなったような気がして、作画を観てるだけでも楽しい。それと改めて、この作品のキャスティングはとても豪華。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年12月2日
脚本:猪原健太さん、絵コンテ:岩畑剛一さん、演出:長岡義孝さん。#異世界おじさん pic.twitter.com/EToRcuvyZT
『異世界おじさん』11話。最終話に向けてどんどん面白くなりますね。そもそもこのアニメ、おじさんの“キモさ”と“カッコよさ”の按配がむちゃくちゃいいわけですけど、今回もこのコントラストが際立ってましたね。キャラ造形の大成功例の一つだと思います。あと「感受性を殺すテク」#異世界おじさん pic.twitter.com/4uhLvhMQIT
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年12月16日
は現代社会を生きていく上で間違いなく必須テクなので、皆さんもぜひ。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年12月16日
脚本:猪原健太さん、絵コンテ・演出:中山奈緒美さん。#異世界おじさん pic.twitter.com/U9M6ls3Wkg
3位:『ぼっち・ざ・ろっく!』
【コメント】
女子高生ガールズバンドの日常風景を中心とした本作。そこには大きな起伏のあるドラマ性はないが,実写を交えた豊かな表現力が多くの視聴者の心を捉えた傑作である。ある意味で,アニメーションそのものの面白さが高く評価された作品と言える。「ぼっち」というキャラクターが示す緩やかな成長のアークは,この作品をいつまでも観ていたいという気分にさせてくれる。続編が待望される。
『ぼっち・ざ・ろっく』3話。この作品、可愛いとシリアスとデフォルメのバランスがむちゃくちゃよくてどのカットも飽きない。今回はぼっちがゴミ箱からギターを出すカットが最高でした。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年10月22日
脚本:吉田恵里香さん、絵コンテ・演出:山本ゆうすけさん、作監:中村颯さん。
#ぼっち・ざ・ろっく pic.twitter.com/MkISTvAABF
『ぼっち・ざ・ろっく』監督の斎藤圭一郎さんは『Sonny Boy』第8話「笑い犬」(「祝祭の村」の回)の絵コンテ・演出・作監をされてた方なんですよね。『Sonny Boy』8話はほんっっっとにいい話数でしたから、『ぼっち・ざ・ろっく』がここまで評価される作品になるのもよくわかる。#ぼっち・ざ・ろっく pic.twitter.com/YcJu2u388H
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年10月27日
『ぼざろ』4話。むちゃクチャ面白かった。ノートめくるカットだけで10回観たくなるアニメもそうそうない。デフォルメとリアル、ギャグとシリアスの振れ幅が大きい多彩な技の名話数。脚本:吉田恵里香さん、絵コンテ演出:刈谷暢秀さん、作監:まりんぐ・そんぐさん、けろりらさん#ぼっち・ざ・ろっく pic.twitter.com/PKqHU1kJnU
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年10月29日
『ぼざろ』6話。今回もほんとよかった。5話のオーディションの演奏シーンもすごかったですけど、個人的には6話の路上ライブの方が好きですね。街灯、夕陽、ライブハウスの光源の使い方がなんかとても面白かったし、ぼっちの“心の押入れ”が半分だけ開くというのも、彼女の心の
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年11月12日
#ぼっち・ざ・ろっく pic.twitter.com/8iIr8NxL9C
成長を見せると同時に、この作品らしい“オチ”になっていて面白い。虹夏、リョウ、きくりと、偶然の出会いが物語を推進していくのも本作らしさですね。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年11月12日
脚本:吉田恵里香さん、絵コンテ・演出:藤原佳幸さん、作監:けろりらさん、冨田真理さん、作監補佐:森川侑紀さん。#ぼっち・ざ・ろっく pic.twitter.com/NcMeuFFJ8j
『ぼざろ』10話。今回もよかった。まずサイケデリックをそのまま映像にしたシーンが面白い。2枚目、ぼっちの主線が色収差ぽくなってるのも芸が細かくいい処理だと思いました。それと“元陰キャ”のきくりがぼっちのキャラクターアークの向かう先として存在しているのもいいですね。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年12月10日
#ぼっち・ざ・ろっく pic.twitter.com/a9YeYKxYeG
脚本:吉田恵里香さん、絵コンテ・演出:川上雄介さん、演出:藤原佳幸さん、演出協力:篠原啓輔さん。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年12月10日
#ぼっち・ざ・ろっく
『ぼっち・ざ・ろっく!』.本当に楽しいアニメで、素晴らしいアニメーションでした。2Dアニメの範疇でも、まだまだ新しい表現があるものだと感動しました。スタッズの皆様、素晴らしい作品をありがとう!そしてお疲れ様でした!続編まってます!
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年12月24日
#ぼっち・ざ・ろっく
2位:『モブサイコ100 Ⅲ』
【コメント】
伍柏諭による名話数「#8 通信中②〜未知との遭遇〜」を経てから,最終話「#12 告白〜これから〜」までの緊張感のある演出が素晴らしく,第1期・第2期に続いて,アニメ制作陣の確かな技が感じられる傑作となった。『モブサイコ100』は「いい奴」たちの世界であり,また「かっこいい奴」たちの世界でもある。モブや霊幻などに潜む,この「いい」と「かっこいい」のキャラクターを,アニメ班はこの上なく的確に表現している。2022年のラインナップの中でも間違いなく上位に入る作品だろう。
『モブサイコ100』1話。体感秒でした。霊幻さんのキャラがかわらず立ちまくっていて楽しい。霊幻さんがモブの肩に置く手はいいですね。この物語に力強い温もりを与えてくれる。今回もアニメーターの個性が炸裂する作品になると思いますので、今後の話数が楽しみです。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年10月5日
#モブサイコ100 #mobpsycho100 pic.twitter.com/RI3JOlENhn
『モブサイコ100Ⅲ』2話。もう最高ですね。原作勢にとってもほぼ別作品として楽しめるほどのオリジナル。かつ原作の風味をきちんとリスペクト。これくらい自由な解釈のアニメがあってもいい。そして1期に続き佐藤美代さんのペイント・オン・グラスのED。これがエモい!#モブサイコ100 #mobpsycho100 pic.twitter.com/ZfX5obgPTt
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年10月12日
『モブサイコ』6話。これぞ『モブサイコ』という神回でしたね。前回の力と力をぶつけ合う2人から、フニャッと力の抜けた2人の対話。そして「信頼」。やはりここは「いい奴」たちの世界なわけです。その一方で、原作からはちょっと想像のつかないエクボのアクションシーン。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年11月9日
#モブサイコ100 pic.twitter.com/7ec1emkd21
これも『モブサイコ』アニメならではですね。アニメ班の技が炸裂した話数でしたね。さすがの切れ味でした。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年11月9日
脚本:瀬古浩司さん、絵コンテ・演出:木曽勇太さん、作監:亀田祥倫さん、粟田香菜子さん。
バイバイ、エクボ…
#モブサイコ100 pic.twitter.com/2MbHeSeaCh
『モブサイコ』8話。とてもとてもとても素晴らしい回でした。BパートのUFOが面白いのは当然として、Aパートの細部の芝居や表情が非常によかった。特にトメさんが魅力的に演出されていたのがいい。さすがの伍柏諭さんです。ある意味「『モブサイコ』と言えば伍さん」#モブサイコ100 #mobpsycho100 pic.twitter.com/zB7hiPQ1EE
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年11月23日
というくらい、この作品における彼の存在感は大きいわけで、待ってました!という感じですね。伍さんの技がたっぷり詰まった名話数でした。拍手!
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年11月23日
脚本:立川譲さん、絵コンテ・演出・作監:伍柏諭さん。#モブサイコ100 #mobpsycho100
『モブサイコ』10話。モブのおっそろしい最終形態もよかったけど、今回はテルの描写がよかった。落武者ハゲと内股に一瞬クスッとなってしまうんだけど、この姿は1期の時のそれとは違うんですよね。文字通り命がけでモブを止めようとした結果の落武者。だから表面上は#モブサイコ100 #mobpsycho100 pic.twitter.com/wsI104SD9N
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年12月7日
滑稽なのに、あくまでシリアスに映る。松岡禎丞さんもその辺りの芝居を見事に聞かせてくれました。このクオリティなら劇場版でもよかったのに。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年12月7日
脚本:瀬古浩司さん、絵コンテ:内田直人さん、蓮井隆弘さん、立川譲さん、演出:伊藤慎之助さん、内田直人さん。#モブサイコ100 #mobpsycho100
『モブサイコ100』最終話。もーーー最高のラストでした!さすがモブサイコアニメ班、この霊幻さんのシーンをこの上なくカッコよく描いてくれるんですよね。そう、「いい奴」たちの世界は「かっこいい奴」たちの世界でもある。#モブサイコ100 #mobpsycho100 pic.twitter.com/4Cyzwd1PSN
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年12月21日
心の奥底の襞をさらけだしてもなお笑顔で向き合える彼らは、間違いなく「いい奴」であり「かっこいい奴」です。スタッフの皆様、最高のラストをありがとう!そしてお疲れ様でした!展覧会もちろん行きます!#モブサイコ100 #mobpsycho100 pic.twitter.com/6DeaAw89RR
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年12月21日
1位:『サイバーパンク エッジランナーズ』
【コメント】
TRIGGER&今石洋之のエッジの効いたアニメーションとエモーショナルな演出。graffitiのようなアクの強いアート性があるかと思えば,出﨑統アニメーションのような繊細な遺伝子が継がれている。“日本アニメ”や“海外アニメ”などといった地域性を超えた,普遍的なアニメの面白さが具現しているような作品である。そして10話という少ない話数でありながら,キャラクターへの感情移入を誘う演出が的確になされており,最終話のラストシーンが極めて強く心を打つ。TRIGGER&今石の最高傑作と言っても過言ではないだろう。Netflix限定配信のため,ネット上での盛り上がりは少なかったが,今期の中でも群を抜いて優れた作品である。
『サイバーパンク エッジランナーズ』6話。最高。溜め息しか出ない。本来別ジャンルであるアートアニメとエンタメアニメがかくも見事に融合されるとは。それでいて、出﨑ジョーオマージュ的な画(『グレンラガン』のように)で日本アニメ要素も挿入してくる。すごいですよ。#Edgerunners #Cyberpunk pic.twitter.com/ILQIf7Wkl1
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年9月22日
『サイバーパンク エッジランナーズ』をまだ観てないアニメファンは、とりあえず音付きのOPだけでも即行で観て欲しい。Franz Ferdinandの“THIS FFFIRE”に乗せたこの映像を少しでもカッコいいと思ったら、そのカッコよさにプラスαのプラスαを重ねたのが本編だから。#Edgerunners #Cyberpunk pic.twitter.com/jheMxW5JRp
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年9月24日
『サイバーパンク エッジランナーズ』全話鑑賞。とてもとてもとても素晴らしい作品だった。TRIGGERのスピード感で10話だと、最終話までまるで疾風怒濤のようなんだけど、無理矢理感も全くなく綺麗にまとまっている。むしろ長めの劇場版のような尺感で心地いいかもしれない。#Edgerunners #Cyberpunk pic.twitter.com/k7nZjkSfJO
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年9月25日
TRIGGERならではの映像センスとエモーショナルなストーリーテリングが、これまでにないほどの強烈な濃度でアニメになった作品。まさしく“シュトゥルム・ウント・ドラング”。TRIGGER=今石監督作品の中で最高傑作かもしれない。まだご覧になってない方は是非!#Edgerunners #Cyberpunk
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2022年9月25日
● その他の鑑賞済み作品(50音順)
『宇崎ちゃんは遊びたい!ω』『TIGER & BUNNY 2』『不滅のあなたへ Season 2』『ポプテピピック 第二シリーズ』『羅小黒戦記 僕が選ぶ未来』
以上,当ブログが注目した2023年秋アニメ10作品を挙げた。
今回は2位以降のランキングに大いに悩んだ。特に『ぼっち・ざ・ろっく!』と『モブサイコ100 Ⅲ』に関しては甲乙つけ難く,便宜上,上記のような順位づけにしているが,ほぼタイと考えていただいて構わない。冒頭にも書いたが,ここに挙げたものはすでに「一定の水準」を満たした作品である。ランクが低くても十分に優れた作品なので,まだご覧になっていない方には,上記のすべての作品をおすすめしたい。
2023年冬アニメのおすすめに関しては以下の記事を参照頂きたい。