- 2024年 夏アニメ振返り
- ①『カミエラビ シーズン2 完結編』(オリジナル)
- ②『君は冥土様』
- ③『ダンダダン』
- ④『チ。ー地球の運動についてー』
- ⑤『ネガポジアングラー』(オリジナル)
- ⑥『魔法使いになれなかった女の子の話』(オリジナル)
- ⑦『メカウデ』(オリジナル)
- ⑧『らんま1/2』
- ⑨『Re:ゼロから始める異世界生活 3rd season』
- 2024年秋アニメのイチオシは…
2024年 夏アニメ振返り
今期の作品で特に高いクオリティを示しているのは,『小市民シリーズ』『逃げ上手の若君』『負けヒロインが多すぎる!』の3作品だ。
神戸守監督『小市民シリーズ』は,同じ米澤穂信原作で京都アニメーション制作の『氷菓』(2012年)とは対照的に,幻想的な演出よりも現実的で即物的な語りに徹した作品だ。しかしその一方で,唐突な風景の転換やユニークなカメラワークなどによって,独特な“非日常感”を創出するという作り方をしている。また,シネスコを使用するなど“映画”的な見せ方を意識しており,その意味で通常のアニメ作法を逸脱する演出方針がとられていると言ってよいだろう。アニメーション表現のユニークなあり方として注目に値する。
山﨑雄太監督『逃げ上手の若君』は「2024年 夏アニメは何を観る?」の記事でイチオシとしてピックアップした作品だ。自由で躍動的で芸術的な演出術によって原作の魅力をいっそう増幅させた本作は,当初の期待を遥かに上回る出来栄えだ。各話演出担当やアニメーターの持ち味が活かしつつも,全体としての世界観がきちんと守られており,バランス感覚の優れた作品と言える。最終話に向けた盛り上がりが楽しみだ。
北村翔太郎監督『負けヒロインが多すぎる!』は,ラブコメという基本設定をベースにしつつも,全体的な画作りにそこはかとなくエモーショナルな要素を含ませている点が目を引く。特に影の使い方や夜のシーンの演出など,OPアニメーションの底抜けに明るい雰囲気からは想像もつかないほどの“しっとり感”を醸し出すことがある。OPとEDの作り込みも見応えがあり,ラノベ原作のアニメ化として大きな成功を収めていると言える。
この他,美麗な作画と色彩で魔法少女の“可愛い”を前面に押し出した『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』,“人を好きになる”ということの複雑なあり様を問う『先輩はおとこのこ』などの作品も見逃せない。
2024年 夏アニメの最終的なランキングは,全作品の最終話放送終了後に掲載する予定である。
では今回も2024年秋アニメのラインナップの中から,五十音順に注目作をピックアップしていこう。各作品タイトルの下に最新PVなどのリンクを貼ってあるので,ぜひご覧になりながら本記事をお読みいただきたい。なお,オリジナルアニメ(マンガ,ラノベ,ゲーム等の原作がない作品)のタイトルの末尾には「(オリジナル)」と付記してある。
①『カミエラビ シーズン2 完結編』(オリジナル)
【スタッフ】
原案:ヨコオタロウ/監督:瀬下寛之/副監督:井手恵介,石間祐一,りょーちも/シリーズ構成・脚本:じん/キャラクターデザイン:大久保篤/アニメーションキャラクターデザイン:山中純子,もりやまゆうき/プロダクションデザイン:田中直哉,フェルディナンド・パトゥリ/造形監督・光画監督:片塰満則/モーショングラフィックデザイン:佐藤晋哉/神器デザイン:帆足タケヒコ/アニメーションディレクター:得丸尚人/CGスーパーバイザー:鮎川浩和,菅井進,前田哲生,永源一樹/美術監督:芳野満雄,松本吉勝,宍戸太一/編集:肥田文/音響監督:山口貴之/音楽:MONACA/アニメーション制作:UNEND/企画・プロデュース:スロウカーブ
小野螺流:佐倉綾音/佐々木依怙:久野美咲/佐和穂花:松本沙羅/秋津豊:内田修一/能島千歌:阿部菜摘子/天昂輝:梶原岳人/⼆奈唯世:楠木ともり/沖野美津⼦:ファイルーズあい/雨野辰哉:新祐樹/狭手井綾:悠木碧/狭手井杏:小林千晃/岳川啓太:狩野翔/恵比須檜垣:櫻井孝宏/小野護郎:浦和希
2023年秋クールに放送された『カミエラビ GOD.app』の続編。3DCGによる独特な作風が後を引く秀作だ。“主人公喪失&忘却”というプロットが数多存在する中,最終話に向けて本作がどう差別化を図るかが見どころと言える。
原案はゲーム『NieR:Automata』(2017年) のヨコオタロウ,監督は『シドニアの騎士 第九惑星戦役』(2015年)『BLAME!』(2017年)などの瀬下寛之。このユニークな物語を最後まで見届けよう。
②『君は冥土様』
【スタッフ】
監督:渡辺歩/シリーズ構成:赤尾でこ/キャラクターデザイン:倉嶋丈康/メインアニメーター:荻原みちる/色彩設計:田中千春/美術監督・美術設定:西山正紀/撮影監督:山本雄介/CGディレクター:鈴木雅臣/編集:廣瀬清志/音楽:得田真裕/音響監督:渡辺歩/音響効果:奥田維城/アニメーション制作:FelixFilm/製作:君は冥土様。製作委員会
【キャスト】
横谷人好:熊谷俊輝/雪/シュエ:上田麗奈/あげもち太郎:松井恵理子/横谷李恋:飯田ヒカル/グレイス:Lynn/日陰ナカ:稲垣好
【コメント】
原作はしょたんの同名マンガ。ハートフルラブコメな要素もさることながら,元殺し屋・雪のアクションも見どころになるだろう。ティザーPVを観る限りでは,作画面での仕上がりも良好なようだ。上田麗奈の抑え気味の演技も楽しみである。
座組上の大きなポイントとしては,『恋は雨上がりのように』(2018年)『サマータイムレンダ』(2022年)などの渡辺歩が監督を務める点だ。今期のラブコメ枠の一つとして期待しよう。
③『ダンダダン』
【スタッフ】
原作:龍幸伸/監督:山代風我/シリーズ構成・脚本:瀬古浩司/音楽:牛尾憲輔/キャラクターデザイン:恩田尚之/宇宙人・妖怪デザイン:亀田祥倫/色彩設計:橋本賢,近藤牧穂/美術監督:東潤一/撮影監督:出水田和人/編集:廣瀬清志/音響監督:木村絵理子/アニメーション制作:サイエンスSARU
【キャスト】
モモ<綾瀬桃>:若山詩音/オカルン<高倉健>:花江夏樹/星子:水樹奈々/アイラ<白鳥愛羅>:佐倉綾音/ジジ<円城寺仁>:石川界人/ターボババア:田中真弓/セルポ星人:中井和哉/フラットウッズモンスター:大友龍三郎/アクロバティックさらさら:井上喜久子/ドーバーデーモン:関智一/太郎:杉田智和/花:平野文
【コメント】
原作は龍幸伸の同名マンガ。宇宙人×幽霊+オタク×ギャルの“シンクレティズム”的オカルトの世界観が魅力の怪奇マンガだ。少年ジャンプ+の看板作品ということもあり,物語面での懸念はない(ただし原作のややドギツイ描写をどこまで再現できるかは気にかかるところ)。
アニメ化に際して最大の見どころとなるのはその座組だ。制作はあのサイエンスSARU,監督はサイエンスSARU所属の山城風我。山城は経歴こそ浅いものの,湯浅政明監督『映像研には手を出すな!』(2020年)で副監督を,山田尚子監督『平家物語』(2022年)で各話演出を担当するなど,新進気鋭の作家として期待できる人物である。また宇宙人・妖怪のデザイナーとして,『モブサイコ100』(2016-2022年)のキャラクターデザインなどを手掛けた亀田祥倫が参加している点も見逃せない。さらに,今をときめく若山詩音と花江夏樹の演技にも期待感が高まる。原作付きアニメとしては来期最有望株の作品と言える。
④『チ。ー地球の運動についてー』
【スタッフ】
監督:清水健一/シリーズ構成:入江信吾/キャラクターデザイン:筱雅律/美術監督:河合泰利/色彩設計:今野成美/撮影監督:伏原あかね/編集:木村佳史子/音楽:牛尾憲輔/音響監督:小泉紀介/制作:マッドハウス
【キャスト】
ラファウ:坂本真綾/ノヴァク:津田健次郎/フベルト:速水奨/オクジー:小西克幸/バデーニ:中村悠一/ヨレンタ:仁見紗綾
【コメント】
原作は魚豊の同名マンガ。言わずと知れた,新進気鋭の作家による意欲作である。「地動説」の誕生をめぐるドラマを,“史実”そのものというより“史実のカリカチュア”として描き出した作品。それだけに,随所に見られる劇的な瞬間をどうアニメイトするかが見どころと言える。
監督は『寄生獣 セイの格率』(2014年)などの清水健一,制作は『葬送のフリーレン』(2023-2024年)などのマッドハウスということで,座組的にも安心感がある。『ダンダダン』と同様,原作付きアニメとして期待の作品だ。
⑤『ネガポジアングラー』(オリジナル)
【スタッフ】
原作:ネガグラプロジェクト/監督:上村泰/シリーズ構成・脚本:鈴木智尋/キャラクターデザイン・総作画監督:谷口宏美/魚類の絵:長嶋祐成/プロップデザイン:月田文律,横山なつき,谷口宏美/美術監督:市倉敬/美術設定:藤瀬智康/色彩設計:垣田由紀子/CGディレクター:さいとうつかさ/撮影監督:頓所信二/編集:神宮司由美/音響監督:岩浪美和/音楽:菊谷知樹/音楽制作:KADOKAWA/アニメーション制作:NUT/製作:「ネガポジアングラー」製作委員会
【キャスト】
佐々木常宏:岩中睦樹/鮎川ハナ:ファイルーズあい/躑躅森貴明:石川界人/西森こずえ:土屋李央/町田:土田大/藤代:菅原正志/アイス:戸松遥/アルア:広瀬裕也
【コメント】
多額の借金を抱えた上に医者から余命2年を宣告された主人公が,釣り好きの少女と出会い,釣りによって価値あるものを見出していく,というストーリー。趣味全開系のオリジナルアニメだ。PVを観るに,作画面でのクオリティはかなり期待できそうだ。
監督は『幼女戦記』(2017年)『フリクリ オルタナ』(2018年)などの上村泰,制作は『幼女戦記』(2017年)『デカダンス』(2020年)などのNUT。貴重なオリジナル作品として期待しよう。
⑥『魔法使いになれなかった女の子の話』(オリジナル)
【スタッフ】
原案:赤坂優月/総監督:渡部高志/監督:松根マサト/シリーズ構成・脚本:金杉弘子/キャラクター原案:星野リリィ/キャラクターデザイン:松浦麻衣/音楽:下村陽子/編曲:松尾早人, 原口大,𠮷川美矩(音楽制作:イマジン)/音響監督:岩浪美和(音響制作:マジックカプセル)/美術監督:泉健太郎/色彩設計:舩橋美香/撮影監督:八木祐理奈/編集:須藤瞳(REAL-T)/アニメーション制作:J.C.STAFF
【キャスト】
クルミ=ミライ:菱川花菜/ユズ=エーデル:山田美鈴/ミナミ=スズキ:堀江由衣/マキ=クミール:真野あゆみ/アスカ=クルマル:林幸矢/キョウ=クルマル:小林千晃/部長:杜野まこ/副部長:橘龍丸/ノーザン=ハリス:緑川光/カイ=ミライ:小松未可子
【コメント】
原案は「Project ANIMA」によって選出された赤坂優月の作品。魔法使いに憧れる少女を主人公とした魔法学園青春ストーリーである。「Project ANIMA」は,2018年にDeNA,文化放送,創通,MBSによって実施された共同企画で,アニメの原案を一般公募によって供給するというのがそのコンセプトだ。第一弾「SF・ロボットアニメ部門」からは『サクガン』(2021年に放送),第二弾「異世界・ファンタジー部門」からは本作,第三弾「キッズ・ゲームアニメ部門」からは『メビウス・ダスト』が選出されている。
監督は『灼眼のシャナ』(2005-2006年)『閃乱カグラ』(2013年)『タブー・タトゥー』(2016年)などの渡部高志,制作は『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』(2015年)などのJ.C.STAFF。また『輪るピングドラム』(2011年)などの星野リリィによるキャラクター原案も見どころになるだろう。
⑦『メカウデ』(オリジナル)
【スタッフ】
原案・監督:オカモト/シリーズ構成:中西やすひろ,TriF/キャラクターデザイン:西位輝実,内田陽子/メカウデデザイン・コンセプトアート:塗壁/3DCG監督:河村翔太/音響監督:高寺たけし/音楽:澤野弘之,KOHTA YAMAMOTO,DAIKI(AWSM.)/総監修:松山洋(CyberConnect2)/アニメーション制作:TriFスタジオ
【キャスト】
ヒカル:豊永利行/アルマ:杉田智和/アキ:嶋村侑/シニス&デキス:石川界人/カガミ:朴璐美/トウドウ:天月/エルジス:東地宏樹/フィスト:中村悠一/フブキ:悠木碧/アマリリス:日笠陽子/ヤクモ:山口勝平/ツキヒト:???
【コメント】
主人公が“ウデ”型機械生命体と出会ったことで事件に巻き込まれていく,というバトルアニメストーリー。YouTubeに公開されたショートPVを元に,クラウドファンディングベースで成立したオリジナルアニメ企画である。
原案・監督は新進気鋭の作家・オカモト。制作は福岡を拠点とするTrifスタジオ。どちらもTVアニメでの実績は少ないため,本作もまだ未知数だが,貴重なオリジナルアニメとして期待したい。また,キャラクターデザイナーとして『輪るピングドラム』(2011年)『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』(2016年)などの西位輝実が参加している点なども見逃せない。
⑧『らんま1/2』
【スタッフ】
原作:高橋留美子/監督:宇田鋼之介/シリーズ構成:うえのきみこ/キャラクターデザイン:谷口宏美/総作画監督:谷口宏美,吉岡毅,齊藤佳子,大津直/メインアニメーター:内藤直,青木里枝/POPアートワーク:北村みなみ/美術監督:大川千裕/色彩設計:垣田由紀子/撮影監督:加納篤/編集:柳圭介/音響監督:宇田鋼之介/音響効果:長谷川卓也/選曲:茅原万起子/音響制作:dugout/音楽:和田薫/企画プロデュース:小学館集英社プロダクション/制作:MAPPA/製作:「らんま1/2」製作委員会
【キャスト】
早乙女乱馬:山口勝平/らんま:林原めぐみ/天道あかね:日髙のり子/天道なびき:高山みなみ/天道かすみ:井上喜久子/天道早雲:大塚明夫/早乙女玄馬:チョー/響良牙:山寺宏一/シャンプー:佐久間レイ/九能帯刀:杉田智和/九能小太刀:佐倉綾音/小乃東風:森川智之/三千院帝:宮野真守/白鳥あずさ:悠木碧/ナレーション:緒方賢一
【コメント】
原作は言わずと知れた高橋留美子の同名マンガ。すでに1989年にアニメ化されているが,本作は「完全新作的アニメ化」として制作される。早乙女乱馬:山口勝平/林原めぐみ,天道あかね:日高のりこ,天道なびき:高山みなみ,天道かすみ:井上喜久子,シャンプー:佐久間レイ,響良牙:山寺宏一らが同役で続投するのも注目である。
また,監督は『美少女戦士セーラームーン』(1992-)などで演出を担当し,現在はMAPPAを中心に活躍する宇田鋼之介,シリーズ構成はコメディ作品の脚本で定評のあるうえのきみこ,制作は今をときめくMAPPAと,制作の座組にも不足はない。旧作のリメイクは必ずしも成功例が多いとは言えないが,制作陣のパワーに期待しよう。
⑨『Re:ゼロから始める異世界生活 3rd season』
【スタッフ】
原作:長月達平/キャラクター原案:大塚真一郎/監督:篠原正寛/シナリオ監修:長月達平/シリーズ構成:横谷昌宏/キャラクターデザイン・総作画監督:佐川遥/モンスターデザイン:千葉啓太郎/プロップデザイン:岩畑剛一,鈴木典孝/美術設定:青木薫(美峰)/美術監督:木下了香(美峰)/色彩設計:坂本いづみ/撮影監督:宮城己織(T2studio)/3Dディレクター:居嶋健太郎(FelixFilm)/編集:須藤瞳(REAL-T)/音楽:末廣健一郎/音楽制作:KADOKAWA/音響監督:明田川仁/音響効果:古谷友二(スワラ・プロ)/音響制作:マジックカプセル/アニメーション制作:WHITE FOX/製作:Re:ゼロから始める異世界生活3製作委員会
【キャスト】
ナツキ・スバル:小林裕介/エミリア:高橋李依/ベアトリス:新井里美/ガーフィール・ティンゼル:岡本信彦/オットー・スーウェン:天﨑滉平/フェルト:赤﨑千夏/ラインハルト・ヴァン・アストレア:中村悠一/クルシュ・カルステン:井口裕香/フェリス:堀江由衣/ヴィルヘルム・ヴァン・アストレア:堀内賢雄/アナスタシア・ホーシン:植田佳奈/ユリウス・ユークリウス:江口拓也/プリシラ・バーリエル:田村ゆかり/アル:関智一/リリアナ・マスカレード:山根綺/ヨシュア・ユークリウス:石毛翔弥/キリタカ・ミューズ:西山宏太朗/ハインケル・アストレア:津田健次郎/シリウス・ロマネコンティ:安済知佳/レグルス・コルニアス:石田彰/ライ・バテンカイトス:河西健吾/カペラ・エメラダ・ルグニカ:悠木碧
【コメント】
こちらもビッグタイトルの3作目。多くを語る必要はないだろう。監督が渡邉政治から『トラペジウム』(2024年)などの篠原正寛に,キャラクターデザインが坂井久太から『よふかしのうた』(2022年)などの佐川遥に交代するなど,制作陣に若干の異同がある。PVを観ると,これまでのシリーズとはわずかに作画のテイストが変わったことが感じられる。その辺りも見どころの1つとなるだろう。
2024年秋アニメのイチオシは…
2024年秋アニメの期待作として,今回は9作品をピックアップした。
今回のイチオシ作品として『ダンダダン』を挙げる。「少年ジャンプ+」の看板作品をサイエンスSARUと新進気鋭の作家・山城風我がどう料理するか。お手並み拝見を行こう。
次点として,瀬下寛之監督『カミエラビ シーズン 2 完結編』,清水健一監督『チ。ー地球の運動についてー』,上村泰監督『ネガポジアングラー』,オカモト監督『メカウデ』などにも注目したい。特に『カミエラビ』『ネガポジアングラー』『メカウデ』には,日本のオリジナルアニメのパワーを見せつけてくれることを期待する。
以上,2024年秋アニメ視聴の参考にして頂ければ幸いである。