◆ 当ブログのアニメレビューでは,以下の10項目に関して5段階・0.5点刻みの評価をしている。
【キャラ】
キャラの外面・内面の描き方が魅力的かどうか,描き分け(彩色などのビジュアル要素も含む)が妥当か,作品全体との調和がとれているかなどを評価。したがって,いわゆるキャラの〈作画〉もこの項目で評価する。"感情移入できるかどうか"は不問。
【モーション】
バトルシーン等の動きのあるシーン以外にも,作品全体やキャラの個性にあった動きになっているかなどを評価。したがって,いわゆる〈止め絵〉なども,十分効果的であれば高評価となる。
【美術・彩色】
単に"美麗かどうか"よりも,キャラ・ドラマ・メッセージとの調和を評価。作品全体の色彩設計などもここで評価する(ただしキャラの色彩設計については【キャラ】の項目で評価)。
【音響】
本編で流されるBGMやその他の音響効果に関するポイント。あくまでも〈効果〉を優先するので,"敢えてBGMを使わない"などといった演出も,作品とマッチしていれば高評価になる。
【CV】
キャラ・ドラマ・メッセージとの調和を評価。したがって,例えば非職業声優(俳優やお笑い芸人など)の演技が職業声優と比べて拙いものであったとしても,その作品のキャラにマッチしていれば高評価になる。
【ドラマ】
ストーリーラインが魅力的かどうかを評価。仮に明確な物語がなくても,全体として調和がとれていれば高評価となる。
【メッセージ】
作品から読み取れ,なおかつ言語化できる思想のようなもの。〈テーマ〉とも言える。
【独自性】
仮にパクリやオマージュなどが多くあったとしても,メッセージや演出に独自性があれば高評価。
【普遍性】
"10年後に観ても面白いと思えるか"が基準。
【考察】
いわゆる「謎解き」的な意味での考察ではなく,作品のテーマやアニメーションの作りに関しての考察(したがって【メッセージ】のポイントと関連することが多い)。簡単に言ってしまえば,"レビューの書き甲斐"がある場合に高評価となる。筆者の個人的な関心に依存することが多いので,最も主観的な評価ポイントでもある。
それぞれのポイントについて高評価となった作品については,以下の記事を参照。