*この記事にネタバレはありませんが,各作品の内容に部分的に言及しています。未見の作品を先入観なしで鑑賞されたい方は,作品を先にご覧になってから本記事をお読みください。
早くも桜の咲き誇る季節となり,2024年冬アニメもすべての作品が放送を終了した。今回の記事では,恒例通り2024年冬アニメの中から,当ブログが特にクオリティが高いと判断した6作品をランキング形式で振り返ってみたい。コメントの後には,作品視聴時のTweetをいくつか掲載してある。なお,この記事は「一定の水準を満たした作品を挙げる」ことを主旨としているので,ピックアップ数は毎回異なることをお断りしておく。また,「中間評価」の記事ではピックアップしたものの,最終話までの仕上がりから判断して,残念ながらランキングから除外した作品があることも付記しておく。
6位:『姫様“拷問”の時間です』
【コメント】
徹底して優しく楽しい世界を描き,“拷問”という血腥い言葉との異化効果を狙った本作。この作品の持ち味をアニメーションに落とし込むにあたって,金森陽子監督の柔らかいセンスは最適解だったと言えるだろう。とても初監督作品とは思えないほど的確なディレクションである。作画や芝居も細やかで,毎話数,技術的に相当に高度な技を披露していた作品である。第2期の制作も決定している。今後も期待しよう。
『姫様拷問の時間です』1話。もう最高でした。よく考えてみると食事で拷問というのはコテコテなんだけど、キャラデザ・作画・芝居のタイミングがバシッと決まってるのでギャグとして完璧に成立している。定番の「ジョー」ネタもハマってましたね。#姫様拷問の時間です #ひめごう pic.twitter.com/mBUD5BE81P
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年1月8日
『姫様拷問の時間です』11話。マオマオちゃんで既にこのアニメの幼女作画のクオリティはわかっていたものの、幼女トーチャーの破壊力にはやられましたね(アイアンメイデンもバブってるし)。思春期トーチャーもよかった。全体的に作画・演出がとてもいい話数でした。#ひめごう #姫様拷問の時間です pic.twitter.com/tfJcg6dsIp
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年3月18日
『姫様拷問の時間です』最終話。これは『休日のわるものさん』でも言ったことですが、派手なストーリーなどではなく、ほのぼのとした“温かさ”のようなものを主眼にした作品が増えたのは、日常芝居をはじめとする繊細なアニメーション技術が発展してきたからだと思います。日常系アニメの進化ですね。 https://t.co/YJQSMTFLNx
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年3月25日
5位:『薬屋のひとりごと』
【コメント】
2023年秋クールのランキングで6位としてピックアップした作品。第2クールもそのクオリティは変わらず,羅漢というミステリアスなキャラクターが深掘りされたことにより,猫猫をめぐる物語もさらに深みを増した。猫猫のクルクルと変わる表情作画も遊びがあって面白く,画作りの面でキャラを立たせることに成功した作品である。第2期の制作も決定している。今後も応援していこう。
『薬屋のひとりごと』15話。楳図かずお風ホラーな猫猫とハニーキュートなメイド猫猫、どちらもとてもよかった。この作品はこういう作画の“遊び”があるのがいいですね。ホラー顔の方はかなりサプライズでしたけど。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年1月20日
#薬屋のひとりごと pic.twitter.com/jv6aMDLrBp
『薬屋のひとりごと』17話。この猫猫でスケールフィギュア化お願いします。3.5万出します。「妓女の価値を落とす」の話で俄かに気色立った猫猫の表情とのコントラストもよかった。「美女が怒ると怖い」の図ですね。こういう時の悠木碧さんの演技はハマるハマる。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年2月3日
#薬屋のひとりごと pic.twitter.com/4HKffA57rR
『薬屋のひとりごと』18話。猫猫の闇顔は想像以上に怖かった。サブリミナル程度で壬氏さまを怯ませるに十分の迫力ですね。逆にこれ以上やるとキャラが壊れる気もするので、これくらいの描写が最適解だと思います。さすが。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年2月10日
#薬屋のひとりごと pic.twitter.com/jW0b4TmvM2
『薬屋のひとりごと』19話。Aパートで牛黄に興奮しすぎた猫猫が上弦の鬼みたいになるシーンが面白くて油断しましたが、Bパートでガツンとくらいましたね。猫猫の背後に立つ羅漢。目の表情を見せない構図がいい。猫猫のひたむきな使命感が壬氏との絆につながっていく運命も面白い。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年2月17日
#薬屋のひとりごと pic.twitter.com/bIxYe2uvkC
『薬屋のひとりごと』22話。ラストシーンよかったですね。羅漢が思わず目を奪われる爪の朱に、それを汚物でも見るかのような猫猫の冷たい目。このコントラストがとても面白かった。幾原アニメのピクトグラム人間のような演出も面白いですね。#薬屋のひとりごと pic.twitter.com/wqzS80bNKd
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年3月9日
4位:『僕の心のヤバイやつ 第2期』
【コメント】
2023年春クールのランキングで9位としてピックアップした作品。“夢と現”の境界が曖昧になってしまうような中学生の危うい恋心。それを飽和状態ギリギリの撮影処理で煌びやかに表現したアニメーション。作画面での不安定さはやや見られたものの,それを忘れさせるほどの物語性と演出術の高さが光っていた。主演の堀江瞬と羊宮妃那の演技もたいへん素晴らしかった。続編を期待したい作品の一つだ。
『僕ヤバ』18話。いやーーー素晴らしかったですね。アルターエゴの“好き”で自己嫌悪からナルシシズムへの変化を示した後に、それを圧倒的な山田の“好き”が上書きしてしまう。でしまいにはこれですよ。2人とも目くるっくるですよ。牛尾さんの劇伴も含め、素晴らしい演出でした。#僕ヤバ pic.twitter.com/mC6qCbxFqo
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年2月10日
『僕ヤバ』19話。最高のOP入りとED入りで盛り上げた話数。作画もとてもよかった。純恋愛ものでジワっときたの久しぶりかもしれない。そしてこの作品はこれくらいキラッキラに撮影処理するのがいいんですよねー。これを『フリーレン』なんかでやったらダメでしょうけど。撮影は奥が深い。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年2月17日
#僕ヤバ pic.twitter.com/K2nlYwbLY5
『僕ヤバ』23話。個人的にアニメの“手の芝居”が好きです。傍観者の視点から俯瞰すれば市川の“勝利”は明らかだが、「足立は友だちだから」という端的な理由から市川は真正面から立ち向かった。その結果生まれた2粒の小さな“敗北”。この経緯を見事に伝えた手の芝居でした。ブラボーです。#僕ヤバ pic.twitter.com/mcfta42Mo4
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年3月16日
『僕ヤバ』最終話。今回もこれでもかというくらいキラッキラの撮処理でしたね。中学生のはち切れんばかりの瑞々しい「恋心」を表すには、これくらいの処理が最適解だと思います。夢と現つが見分けがつかなくなるほど、すべてが輝いてしまう「恋心」。最終話に相応しいキラッキラでした。#僕ヤバ pic.twitter.com/Y0NrK9Jw7U
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年3月30日
3位:『アンデッドアンラック』
【コメント】
2023年秋クールのランキングで7位としてピックアップした作品。第1クールから続くスタイリッシュな演出に,第2クールでは世界の成り立ちに関する“解答”の提示,および新たなキャラクター・安野雲の登場により,物語は一気に加速。最終話に向け非常に緊迫感のある展開を見せた。“ジャンプコミック”としてのエキサイティングな物語性を優れた演出技術でアニメーションに落とし込んだ傑作である。現時点では続編の報は出ていないが,是非とも期待したい。
『アンデラ』13話。タチアナ回、最高の話数でした。回想への巻き戻しと回想内での巻き戻し、風子の在→不在でタチアナの“入室許可”を示したシーンなど、相変わらずハイセンスな演出でした。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年1月5日
#アンデラ pic.twitter.com/Q1TkJZFTBJ
部屋から漏れる光によってアンディとビリーの立ち位置を厳密な対称性で示したカットなどもいい。こういうの大好物です。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年1月5日
脚本:蓜島岳斗さん、絵コンテ:長田伸ニさん、京極竜矢さん、黒沢守さん、演出:長田伸ニさん。#アンデラ pic.twitter.com/NI98nbmeoD
『アンデラ』15話。間の時、あるいは誰そ彼の刻としての放課後の学校は、光と影の量が多く演出装置としても映える。2つの世界が混交する曖昧な刻から完全な闇の刻へと変わり、力くんも闇の世界へと足を踏み入れる。美術を最大限効果的に使った見事な演出でした。やはりこのアニメはすごい。#アンデラ pic.twitter.com/dxuuibAJjX
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年1月19日
『アンデラ』18話。“世界の謎”解答編。インタータイトル風の文字の連続が映画的でとてもいい。この手の演出がこの作品にユニークな風格を与えてますね。これもシャフトの“遺伝子”かもしれない。それとすべてを語るジュイスの作画が美しかったのもよかった。#アンデラ pic.twitter.com/GIiz459pYJ
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年2月9日
『アンデラ』最終話。最高の最終話でした。究極の孤独の中でヒーローたちの物語を紡ぎ出した安野雲。彼の生き様は原作者・戸塚慶文自身の、そして漫画家一般のメタファーなのかもしれない。彼ら/彼女らが命がけで描いた未来の物語を存分 に楽しむ“義務”が僕らにはある。#アンデラ
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年3月22日
2位:『ダンジョン飯』
【コメント】
「2024年 冬アニメは何を観る?」の記事でイチオシとしてピックアップした作品。“生真面目な”作画と“遊んだ”作画とのバランスがとてもよい。特に五十嵐海と菅野一期の作画はTRIGGERらしいスパイスとして効いており,アニメーションとしての楽しさを作品に加味している。また,この作品に内在する柔らかい日常性とシビアな冒険譚のコントラストがしっかりアニメーションに落とし込まれている点も評価に値する。熊谷健太郎,千本木彩花を始めとするキャストも非常にバランスがよい。TRIGGER初のマンガ原作アニメということで,当初は多少の不安があったが,蓋を開けてみればまったく杞憂だった。今後TRIGGERには,MAPPAやWIT STUDIO等と並ぶ“高品質制作会社”として活躍してもらいたいとすら思う。
『ダンジョン飯』先行上映鑑賞。面白かった!TRIGGER初マンガ原作アニメということで、原作の柔らかい作風をベースにTRIGGERらしいダイナミックな作画がスパイスを効かせ、まろやかでありながらコクのある作品に仕上がっている。今後、各話担当毎にどんな味変があるのかも楽しみです。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年12月28日
#ダンジョン飯
『ダンジョン飯』2話。ステータス異常のマルシルが最高。千本木さんの演技がいいんですよ。特に横顔パクパクの作画と千本木さんの演技がいいですね。大正解のキャスティングかと。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年1月11日
#ダンジョン飯 pic.twitter.com/qqYaDogxtc
『ダンジョン飯』4話。今回は美麗にまとまった作画と丁寧な所作が光る話数でした。マルシルの髪型もよかったですね。マルシルとオークの諍いに介入するセンシの天然っぷりが最高に面白く、「食がすべてを解決する」という本作のテーマも明確に出ていた。とてもいい話数でしたね。#ダンジョン飯 pic.twitter.com/Rhrmab2GmL
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年1月25日
『ダンジョン飯』6話。実に楽しい話数でした。フリーレンなんかもそうですが、長命のエルフを時間軸に据えると物語に一本筋が通ったような感覚が得られて面白い。Bパートのマルシルの変顔や「しばらく待ってる」センシなど、コミカルなパートも光っていました。#ダンジョン飯 pic.twitter.com/AdopshVR24
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年2月8日
『ダンジョン飯』10話。Aパートのコミカルパートからタンスじいちゃんによる設定説明、そしてBパートの戦闘モードへと、実にきれいな流れで構成された話数でした。きっちり「飯」要素を入れつつ戦闘への気持ちを盛り上げていくあたり、いかにも本作らしい。いよいよ今クール終盤ですね。#ダンジョン飯 pic.twitter.com/g7FU323c3n
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年3月7日
『ダンジョン飯』11話。終盤の話数というだけあって“強い”作画の集大成でした。個人的にはライオス&ファリン回想のこの辺りの作画がとてもよかった。特に3枚目の手の表情とかいいですね。ライオスのちょっと大きい手とファリンの小さい手。原画クレジットも錚々たるメンバーです。#ダンジョン飯 pic.twitter.com/Ekz254esVF
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年3月14日
『ダンジョン飯』12話。いい話数でした。Aパートのマルシルの黒魔術はほぼ原作通りだけど、負のイメージを作画でアンプリファイしている感じが非常によかった。この手の描写をオミットせずむしろガツンと見せてくる辺り、アニメ班の気合いを感じますね。#ダンジョン飯 pic.twitter.com/T3K03XtJSD
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年3月21日
1位:『葬送のフリーレン』
【コメント】
2023年秋クールのランキングでも1位としてピックアップした作品だ。作品の底に流れる〈実在〉や〈日常性〉といったテーマを丁寧に拾いつつ,的確な作画でアニメーションの中に落とし込むことに成功している。“日常系”ジャンルは日本のサブカル風土の中で育まれてきた系譜だが,とりわけアニメーションにおいては,キャラが日常世界の中にしっかりと定位し,丁寧な芝居をするという形で進化してきたように思う。『フリーレン』はファンタジーを世界観の基底に置きながら,そうした意味での〈日常性〉をごく自然な形で取り入れた作品だ。ある意味で,日本の“日常系ジャンル”の1つの進化系と言えるかもしれない。きわめて評価の高い作品なだけに,間違いなく続編が制作されるだろう。長く楽しみたい作品である。
『フリーレン』18話。フリーレンが首飾りを着けるカットで耳がペコンってなるんですよ。ほんとこういうの最高ですね。このアニメはこういう所作を丁寧に表現してくれるので、どんなにゆったりしたテンポでも毎回飽きない。「原作読めばいっか」にもならない。#フリーレン #frieren pic.twitter.com/VTpWGaYUcU
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年1月12日
『フリーレン』BD特典のオーディオコメンタリを聞いてるんですが、むちゃくちゃ面白い。この作品では撮影処理をギラギラにかけず、むしろ控えめにしてセルと美術の味がダイレクトに出るようにしている。撮影監督の伏原あかねさんによれば、「薄化粧」。#フリーレン #frieren
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年2月3日
僕はこのヒンメルの「実在」という言葉がこの作品を解釈するためのキーワードだと思ってるんですね。ファンタジーという形式を取りながらも、日常の中に確かに「実在」した/している彼ら・彼女らを丁寧に描いている。#フリーレン #frieren pic.twitter.com/lwCwW7ybne
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年2月4日
『フリーレン』22話。ラントのシーンの猫はアニオリです。原作のコマ間を埋めると同時にキャラを深めるのはさすがですね。それとこの話数は、さっきまで殺るか殺られるかの敵同士だった者たちがすっと日常風景の中に定位していくところがいい。実にこの作品らしい描写です。#フリーレン #frieren pic.twitter.com/AXKPd53PuW
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年2月9日
『フリーレン』23話。「ガラクタ」を前にしたフリーレンの作画と芝居がとてもよかった。「ガラクタのように楽しい日常」をファンタジー的な仮構の中に配置したのが本作の最大の魅力なので、この笑顔を魅力的に描くのは必須なんですよね。さすがよくわかってらっしゃる。#フリーレン #frieren pic.twitter.com/TwTDnttaib
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年2月16日
『フリーレン』26話。コピーレン戦のフリーレンの表情、最高のアニオリカットでした。激しく舞う髪で戦闘の苛烈さを表しながらも、涼しげとも言える上から目線で圧倒的な“余裕”を見せる。日頃は日常芝居が目を引く本作ですが、今回ばかりはアクションシーンが優れていた。#フリーレン #frieren pic.twitter.com/yNiFNbbhfx
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年3月8日
『フリーレン』最終話。とてもとてもとても素晴らしい最終話でした。世界を救うという偉業を尺度にすれば「くだらない」としか言えない日常の価値を、この上なく丁寧で温かみのある作画で表した話数でした。これぞアニメ『フリーレン』です。#フリーレン #frieren pic.twitter.com/LCu4MBGxix
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2024年3月22日
● その他の鑑賞済み作品(50音順)
『異修羅』『うる星やつら』『俺だけレベルアップな件』『休日のわるものさん』『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』『ぶっちぎり?!』『魔法少女にあこがれて』『メタリックルージュ』『勇気爆発バーンブレイバーン』
以上,当ブログが注目した2024年冬アニメ6作品を紹介した。
今回ランクインしたのはすべて非オリジナルアニメで,かつ続編や連続作品が多くなった。最近はランクインするオリジナル作品が少なく寂しい限りだが,これもオリジナル制作の背景に諸々の困難があるからだろう。もっぱら予算の都合からだろうが,十分な話数が確保できないというのも理由の1つかもしれない。言い換えれば,12話や13話でまとめきれず,最終話近辺で不自然に駆け足になる作品が目立つ。話数と脚本構成のバランスがとれた優秀なオリジナルアニメが誕生することを心から願う。
2024年春アニメのおすすめに関しては以下の記事を参照頂きたい。