*この記事にネタバレはありませんが,各作品の内容に部分的に言及しています。未見の作品を先入観なしで鑑賞されたい方は,作品を先にご覧になってから本記事をお読みください。
2023年春アニメもすべての作品が放送を終え,すでに夏アニメの放送が始まっている。今回の記事では,恒例通り2023年春アニメの中から,特にレベルの高かった10作品をランキング形式で振り返ってみたい(今回は「中間評価」の記事では挙げなかった作品がランクインしている)。コメントの後には,作品視聴時のTweetをいくつか掲載してある。なお,この記事は「一定の水準を満たした作品を挙げる」ことを主旨としているので,ピックアップ数は毎回異なることをお断りしておく。
- 10位:『カワイスギクライシス』
- 9位:『僕の心のヤバいやつ』
- 8位:『事情を知らない転校生がグイグイくる。』
- 7位:『山田くんとLv999の恋をする』
- 6位:『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』
- 5位:『この素晴らしい世界に爆焔を!』
- 4位:『【推しの子】』
- 3位:『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』
- 2位:『天国大魔境』
- 1位:『スキップとローファー』
10位:『カワイスギクライシス』
【コメント】
ゆるいキャラクター,ゆるいストーリー,ゆるい作画。しかしこのゆるさがクセになる。“緻密に描き込む”ばかりがアニメではない。キャラと世界観を大事に描けば,魅力的なアニメができあがる。やや大げさに言えば,アニメの本質な面白さを教えてくれた作品であるように思う。続編を期待したいところだ。
『カワイスギクライシス』3話。むちゃくちゃ面白かった。花守さんのアテレコ声出して笑いました。こういう作品はギャグのリズムとこちらの感覚のチューニングが合ってくるとハマりますね。ちなみに英語のcuteはacute「鋭い」のaが消失してできた単語。「胸を刺すように可愛い」
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月21日
#カワイスギクライシス pic.twitter.com/QcOeeXL5Jx
というところから来ています。この作品、「カワイイ」の本質を伝えているわけですね素晴らしい!
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月21日
脚本:皐月彩さん、絵コンテ:羽鳥潤さん、演出:沼山茉由さん,総作監:渡辺まゆみさん、長森佳容さん、作監:大豆一博さん。#カワイスギクライシス
9位:『僕の心のヤバいやつ』
【コメント】
“令和版『かぼちゃワイン』”として話題になった本作。主人公の市川京太郎はいろいろと「ヤバイ」中学生なのだが,花田十輝の卓越した脚本と牛尾憲輔の的確な劇伴によって,繊細な恋心を描くことに成功した秀作だ。また山田杏奈役の羊宮妃那の演技が光った作品でもある。間違いなく彼女の代表作となるだろう。2024年1月より第2期の放送が決定している。
『僕ヤバ』6話。ここいいですよねー。市川が山田の手を握った後、ゆっくりと光がピンクに変わっていく。この色は“エロ”の色なのか、それとも“恋”の色なのか。これに先行するシーンで“エロ/恋”の境界で思い悩んでいた市川の心の両犠牲を表しているかのような、微妙な色。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年5月11日
#僕ヤバ pic.twitter.com/HQUHPNJ1sq
またこのシーンに寄り添うように鳴り響く牛尾憲輔さんの劇伴も的確ですね。アニメ班の皆さん、素晴らしい!
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年5月11日
絵コンテ・演出:須藤瑛仁さん、キーアニメーター:茂木啄次さん、真島ジロウさん。#僕ヤバ
『僕ヤバ』7話。教室の席は“すれ違い”だけど、図書室ではいつの間にかこの距離感なんですよね、この2人。身長差が「入れ替わっ」たことによって、市川の目に映る山田の表情が変化する、という表現もいい。しかもこの時の山田が嬉しそうで嬉しそうで。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年5月13日
#僕ヤバ pic.twitter.com/FMr8DFbnTK
2人の身長差の逆転によってキャラの見え方を変化させた、面白い話数でした。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年5月13日
絵コンテ:吉川博明さん、演出:久保太郎さん、キーアニメーター:茂木琢次さん、真島ジロウさん。#僕ヤバ
8位:『事情を知らない転校生がグイグイくる。』
【コメント】
少し懐かしい風味のキャラクターデザイン。決してトレンドに乗った画風ではないが,観ていくうちに愛着が湧き,最終話の時点では“このデザインでなければ”と思わせる。キャラ(クター)造形が成功している証拠だ。西村さんと高田くんの“友だち以上恋人未満”の関係,そしてそれを見守る大人たちの姿を魅力的に描いた秀作。ぜひとも続編を期待したい。
『転校生がグイグイくる』3話。西村さんは一般的なアニメ美少女キャラなデザインではないんだけど、話が進むにつれて可愛いと思えてくる。作品内でのキャラ造形が、キャラデザ、芝居、声優の演技のあらゆる面で成功している証拠だと思います。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月23日
#転校生がグイグイくる pic.twitter.com/QnJyDYBhax
Cパートで2回「ありがとう」って言ったのもよかったですね。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月23日
脚本:本田雅也さん、絵コンテ:内藤明吾さん、演出:減辺千枷さん、総作監:嘉手苅睦さん、きすいだこねさん、森山剛史さん。
#転校生がグイグイくる
『事情を知らない転校生がグイグイくる』4話。素晴らしい回でした。西村さんのことを全面的に肯定する高田くんの姿を微笑ましく思いながらも、魚の小骨のように喉に支えていた「死神」という言葉。それが高田くんというキャラクターの中できちんと精算された重要な話数。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月30日
#転校生がグイグイくる pic.twitter.com/iWTbugCXgI
今後、高田くんの中で「死神」という言葉は全く違う意味を持つことになるんだろう。人を知るということは、自分の精神性が変わることをも意味するから。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月30日
脚本:ヤスカワショウゴさん、絵コンテ:あおばみずきさん、演出:小林寿徳さん、國本一穂さん、作監:今木宏明さん。
#転校生がグイグイくる
『転校生がグイグイくる』7話。いやーほんとにこの2人は愛おしい。しかも心の準備ができてなかったんで、突然の父娘エピソード涙腺ボディブローにやられました。ところで西村さんが口元に手を持ってくるこの仕草がかわいい。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年5月21日
#転校生がグイグイくる pic.twitter.com/TIwuQRPh5u
脚本:本田雅也さん、絵コンテ:内藤明吾さん、演出:川西泰二さん、総作監:嘉手苅睦さん。#転校生がグイグイくる
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年5月21日
『転校生がグイグイくる』9話。いいですねー。運動会の後、西村さんと高田くんの目が合って二人きりの世界に入るんだけど、この作品はそういう「セカイの中に二人きり」なことを伝えたいんじゃないんですよね。この子たちの10年後の同窓会は楽しそうだ。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年6月4日
#転校生がグイグイくる pic.twitter.com/jjmDt9gKEL
『転校生がグイグイくる』11話。総合的に見てクオリティ高いアニメだと思います。やっぱアニメの出来は最終話近辺で決まりますね。その証拠に日野くんの「上着が肩に馴染まなくてな」で吹いちゃいましたからね。キャラ造形が成功してる証拠。そしてCパート、デートの顔じゃん!
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年6月18日
#転校生がグイグイくる pic.twitter.com/ZSumMVMEik
7位:『山田くんとLv999の恋をする』
【コメント】
本体はピュアなラブコメなのだが,ネットゲーム内の出会いというオルタナティブな関係性をベースにしているため,キャラクターの顔ぶれに面白い多様性が生まれている。止め絵や風の表現を使った演出も効果的。浅香守生や濱田邦彦ら『ちはやふる』(2011年-)チームの技が光る作品だった。「中間評価」では挙げなかった作品だが,最終話(特にCパート)の出来栄えが素晴らしかったためランクインした次第である。
面白い演出で見応えありましたね。花のフワフワをビールのシュワシュワで上書きするところとか好きです。「女性の恋愛は上書き保存」の真偽はわかりませんけど、ストレージは限られてますから、適宜「上書き」で。他にも面白い画作りがたくさんありました。#山田999 #山田くんとLv999の恋をする pic.twitter.com/kdWeCzoEww
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月8日
茜と山田の恋愛模様を追いつつ、アニメーションにも注目したい作品。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月8日
脚本:中西やすひろさん、絵コンテ:浅香守生監督、演出:殿勝秀樹さん、演出助手:礒川和正さん、作監:今村大樹さん。#山田999 #山田くんとLv999の恋をする
あとこの作品、キャストがいいです。水瀬いのりさんと大西沙織さんが意外性があっていいし、内山昂輝くんは平常運転ではあるけど、「話し方だけで山田とわかる」という設定には打ってつけのキャスティング。#山田999 #山田くんとLv999の恋をする
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月8日
『山田999』6話。この作品は他のネトゲラブコメと違って、ゲームの世界そのものというより、ネトゲの中の〈コミュケーション〉という側面を強調している。現実よりも自由で多様なコミュニケーションのあり方の中で、桃子が望む“合コン”みたいなものとは違った、
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年5月6日
#山田999 pic.twitter.com/EE1KYOVW99
オルタナティブな関係性が描かれている。そういう意味で風通しがよく爽やかな世界観で、観れば観るほど面白いと思います。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年5月6日
あとここ、目標物までライナーに飛翔してるのかと思ったら、一度ベッドに着地してるんですね。あくまでもリアリティ・ラインをキープしてるのかな(笑)#山田999 pic.twitter.com/pKpco3Oujt
脚本:中西やすひろさん、絵コンテ:佐々木美和さん、演出:小林彩さん、作監:斉藤和也さん、斎藤格さん。#山田999
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年5月6日
『山田999』10話。この作品はアクションが少ない反面、記号的な表現やオーバーラップ等、スタティックだけど美しい演出が目を引きますよね。今回で言うと、カーテンがなびくカットから回想までの流れとかよかった。3枚目の時間経過も綺麗でしたね。それと山田が
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年6月3日
#山田999 pic.twitter.com/rmVTxaQTDM
最後にあの女の子を思い出すカット。女の子の笑顔で山田の心情の変化が暗示されたいいカットでした。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年6月3日
脚本:中西やすひろさん、絵コンテ:澤井幸次さん、演出:熨斗谷充孝さん、城相太さん、作監:桝井一平さん、山本径子さん。#山田999
『山田999』最終話。山田の「バレたか」の顔、よかったですね。穏やかなラブストーリーでしたが、オンラインゲームという舞台設定、常に“風”を感じさせる演出、止め絵を中心とした印象的な画作りが魅力的な作品でした。スタッフの皆さま、素敵な作品をありがとう。お疲れさまでした!#山田999 pic.twitter.com/GXPAPQVhBf
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年6月24日
6位:『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』
【コメント】
全4話の配信アニメ。尺が短いこともあってか,TVシリーズのようなコミカルなシーンは少なかったが,それがむしろ功を奏したと言える。限られた話数の中で,TVシリーズとは違った風味の演出で的確にドラマを盛り上げた。コンパクトながら見応えのある作品だったと言える。
『ウマ娘 ROAD TO THE TOP』全4話鑑賞。素晴らしいアニメーションでした。TVシリーズよりもコミカル要素を抑えた反面,いい意味でのハッタリと誇張も盛り込みつつドラマを効果的に盛り上げている。作画,音楽,キャラクター,どれをとっても一級の作品です。#ウマ娘 #ウマ娘ロードトゥーザトップ
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年5月14日
5位:『この素晴らしい世界に爆焔を!』
【コメント】
めぐみん×ゆんゆんを中心とした女性キャラメインのスピンオフ。カズマのような男性キャラが不在の中,めぐみんとゆんゆんの間で繰り広げられる“夫婦漫才感”がたまらなく面白い。それもあってか,本編と比べ,めぐみんのキャラが“ヒーロー”化していたのも新鮮で面白かった。高橋李依と豊崎愛生の演技の弾け具合も高評価ポイント。制作会社はスタジオディーンからドライブに変わったが,スタッフが楽しんで制作していることがよくわかる作品だ。2024年に『この素晴らしい世界に祝福を!3』の放送が決定している。
『このすば』1話。これもよかった。もともと濃いキャラがぶつかり合う作品だけど、めぐみんの厨二キャラが中心になると全体のテイストが変わって新鮮。しかし高橋李依さんはすごい。彼女の演技を堪能するアニメでもある。制作会社はドライブに変わったけど違和感なし。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月5日
#このすば #高橋李依
『このすば』5話。爆裂魔法覚えるの意外と早かったですね。ともあれ、めぐみんのこれが久しぶりに観られて何より。そしてこめっこ可愛い。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年5月3日
#このすば pic.twitter.com/1Xh53ydnLr
そうなんだよね、『爆焔を!』はカズマのような男性キャラがいないから、めぐみんが“ヒーロー”のように感じられて、ゆんゆんとの関係もまさに“夫婦”。同じ世界の作品だけど、まるで違う作品のように楽しめる。高橋さんと豊崎さんの演技にもそれが出ていると思います。#このすば https://t.co/eek7YvmKCb
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年5月17日
『このすば』10話。むちゃくちゃ面白かった。他キャラとのニアミス、わくわくしますね。めぐみんとゆんゆんのお泊まり女子会みたいなシーンも面白い。特にこのカットの作画は最高。#このすば pic.twitter.com/D1s9TcWcRC
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年6月7日
『このすば』最終話。いやーいい最終回でした。めぐみんがパンツ脱ぎ捨てて爪先でキャッチするところとか、ちょっとルパンぽい小技が楽しかった。スタッフの皆さんが楽しんで制作されていることがよく伝わる作品でした。スタッフの皆さま、素晴らしい爆焔をありがとう!お疲れさまでした!#このすば pic.twitter.com/sWW7xOfI1C
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年6月21日
4位:『【推しの子】』
【コメント】
横槍メンゴのデザイン(特に眼)をフル活用した止め絵の効果,赤坂アカのストーリーをうまく捌いた各話構成。間違いなく,アニメ化による付加価値が高い傑作である。特に各話ごとに絶妙な“引き”を作って作品を盛り上げたシリーズ構成は,大成功を収めていると言っていいだろう。YOASOBIの主題歌によるOPと女王蜂の主題歌によるEDの出来栄えも見事。第2期の制作が決定している。
『【推しの子】』1話。「アイ」と言う名前は一般的に「I」「eye」「愛」「哀」といった含意があると思うけど、高橋李依さんが演じることで「愛」の要素がぐっと際立ったと思います。そしてその意味でも、初回90分でここまで見せてくれたのは妥当。ここまでがアクアとルビーのキャラクター#推しの子
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月12日
メイキングですからね。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月12日
劇場では誇張ではなく泣きました。今後の話数も期待!#推しの子
『推しの子』2話。OPとEDのバランスがとにかくいい。OPはYOASOBIのアップテンポな曲に、キラキラだが光と影のコントラストが強く出た画面構成。EDは女王蜂アヴちゃんの静かに語りかけるような楽曲に、彩度やコントラストを抑えた画面構成。この作品の光と影をよく表した名OPEDです。#推しの子 pic.twitter.com/u074XwyQ1F
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月19日
OP
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月19日
絵コンテ・演出:山本ゆうすけさん、作監:平山寛菜さん。
ED
絵コンテ・演出・原画:中山直哉さん、作監:平山寛菜さん。#推しの子
『推しの子』8話。この作品は止め絵の使い方がとにかく上手い。いくつかの話数ではEDのインで止め絵を使っていて(2枚目は厳密には止め絵ではないけど)、それが引きの効果をグンと高めている。まさしく歌舞伎の「見得」ですね。この作品のキャラデザの特性をうまく活かした演出です。#推しの子 pic.twitter.com/9hzB75dX33
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年6月7日
『【推しの子】』10話。ここの光源よかったですね。カメラがこっち側にある時は、特にかなの顔が半カゲ・全カゲになるんだけど、最後のカットはぱあっと光が当たってラストカットにバシッと繋がる。綺麗な連携です。“スポットライト”というアイドルものらしい小道具を思わせる演出でした。#推しの子 pic.twitter.com/JTSotjnO5D
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年6月21日
ほんとこのアニメはシリーズ構成が素晴らしく、毎話の引きと1期のまとめ方が秀逸でしたね。2期も楽しみです。とりあえずスタッフの皆さま、素晴らしい作品をありがとう!お疲れさまでした!
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年6月28日
#推しの子
3位:『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』
【コメント】
これまで当ブログで何度も話題にしてきた作品ということもあり,今さらランキング記事で取り上げるまでもなかろうと「中間評価」では挙げなかったのだが,最終話のクオリティが予想をはるかに超えていたため急遽ランクに組み込むことにした。禰豆子が炭治郎を投げ飛ばし,炭治郎が着地するまで,原作ではたった2頁のシーンにたっぷりと尺を使い,炭治郎のモノローグから無音,そして「竈門禰󠄀豆子のうた」へとつなげていく演出は,“これぞufotable”と思わせる極上の技であったと言える。やはりufotableはすごい。続編「柱稽古編」の制作が決定している。
炭治郎のヒノカミ神楽=オレンジに近い赤、禰豆子の血気術=ピンクに近い赤、という配色なんで、兄妹のコラボアクションはほんとに綺麗なんですよね。特に3枚目は炭治郎の半分影になった表情、姿勢、刀の位置、炎の流れ方の配し方が素晴らしい。色彩設計と構図の勝利。#刀鍛冶の里編 #鬼滅の刃 pic.twitter.com/z98qwuCXw7
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年5月7日
マンガ的(あるいは浮世絵的)な水の表現からフォトリアルっぽい水の表現に違和感なくつなげているのがさすがという感じ。やはりufotableの撮影技術はすごいと思う。ちなみに『Fate HF Ⅱ』のこの雨のシーンもため息が出るほど美しかった。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年5月21日
#鬼滅の刃 #刀鍛冶の里編 #ufotable pic.twitter.com/RhfFsw6vsc
『鬼滅の刃』8話。とてもとてもいい話数でした。無一郎の刀捌きが素晴らしい。まるで刀鍛冶に心から感謝するかのように、刀をあくまでも美しく捌いている。これに先行する、有一郎の力任せの包丁とのコントラストも効いている。まさしく「刀鍛冶の里編」らしい話数ですね。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年5月28日
#鬼滅の刃 #刀鍛冶の里編 pic.twitter.com/WhNWwVKkGE
あと無一郎と有一郎のこのシーン。おそらく調度品があるので見やすいからなんでしょうけど、双子の会話であるにもかかわらずカメラがイマジナリーラインを越境しながらブンブン飛び回っていて、非常に勢いのある構図でしたね。これも印象深いシーンでした。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年5月28日
#鬼滅の刃 #刀鍛冶の里編 pic.twitter.com/4TAVs4DI1Y
『鬼滅』10話。ここのカットなんか、ほとんどサブリミナル程度の秒数しかないんですけど、一枚一枚まったく隙がなく、かつ蜜璃ちゃんの色気と胆力を一瞬で見事に表現している。コマ送りされることを前提に動画を作ってるんじゃないかと思うくらいですね。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年6月11日
#鬼滅の刃 #刀鍛冶の里編 pic.twitter.com/i4Dqypw7GB
このカットで、それまで続いていた炭治郎のモノローグがピタッと止まり無音になる。その後炭治郎の独白に代わって、口のきけない禰豆子を代弁するかのように「竈門禰󠄀豆子のうた」がインする。この一連のシーンは最高でしたね。炭治郎のモノローグは何かとあれこれ#鬼滅の刃 #刀鍛冶の里編 pic.twitter.com/dyK2JNC7jU
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年6月18日
言われますけど、今回のような音響込みのアニメ演出だとむしろ効果的と言える。ここ、原作では2頁程度しか使ってないんですが、あえてたっぷり尺をとって演出したufoのセンスはさすがとしか言いようがない。#鬼滅の刃 #刀鍛冶の里編 pic.twitter.com/FDdEfPcbjZ
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年6月18日
2位:『天国大魔境』
【コメント】
細やかな日常芝居が光る第1話,象徴的な画作りと劇伴でエモーショナルに仕上げた第8話,制作者の個性を全面に押し出した第10話,そして金子雄司による手描きの美術,Weilin ZhangのOP。1つの作品の中でこれほど多彩な技が繰り出されるアニメもそう多くはないだろう。原作の物語の面白さに加え,アニメという媒体の面白さも伝えた傑作である。『鬼滅の刃』のように,各話が1ミリの隙もなく統一されたアニメも素晴らしいのだが,本作のようにあえて表現を“分散”させたアニメも評価に値する。今のところ続編の報はないが,原作の進捗によっては期待できるかもしれない。というより,続編を作ってもらわなければ困る。
いやーーー素晴らしくいいアニメーションでしたね。1話だからというのもあると思うんだけど、レイアウトも作画も動きも情報密度が高くて目が離せなかった。これ相当枚数行ってるんじゃないですかね。ほんの少し水彩っぽさのある背景美術もバッチリ。期待作です。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月1日
#天国大魔境
脚本:深見真さん、絵コンテ・演出:森大貴監督、作監:吉田優子さん、古川良太さん、渡辺愛さん、美術監督:金子雄司さん。#天国大魔境
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月1日
『天国大魔境』美術監督は金子雄司さんですが、金子さんの比較的最近の参加作品『ジョゼと虎と魚たち』(2020)『王様ランキング』(2021-)『TRIGUN STAMPEDE』(2023)とタイトルを並べただけでも背景美術が眼に浮かんできて泣けてくる。美術で語る作品はいいですよ。#天国大魔境 pic.twitter.com/KSaG0yNKVh
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月2日
特に『天国大魔境』ではピカピカの「中」と廃墟の「外」のコントラストがとてもいい。作画もいいですが、美術にも要注目の作品になりそうですね。#天国大魔境
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月2日
『天国大魔境』1話のここ、すごいと思うんですよ。疲れたキルコがドサっと地べたに寝っ転がって、文句を垂れながら右手をヒラヒラさせる。このヒラヒラ、特に何かを意味してるわけではないんだけど、とてもリアルな日常芝居だと思うんですね。廃墟という非日常の中で、#天国大魔境 #榎本柊斗 pic.twitter.com/pueWIR3I8Z
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月3日
こうしたふとした所作はとても映える。観ていて心地いい。この後の上から捉えたキルコの表情もいい。マルがザックを引き抜いた時のキルコのデフォルメ顔も小技か効いていて面白いですね。名シーンだと思います。このシーンの原画担当は榎本柊斗さん。さすがです。ブラボー。#天国大魔境 #榎本柊斗 pic.twitter.com/q1G0jbPEVg
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月3日
OP凄まじかったですね。絵コンテ・演出は,あの『モブサイコ100 Ⅲ』の第8話にも参加されていたWeilin Zhangさん。立川譲監督も「特に印象に残っている人」として挙げた個性派若手アニメーター。#天国大魔境 pic.twitter.com/A4EqJegCJe
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月8日
『天国大魔境』8話。とてもとてもとても素晴らしい話数でした。光=天国と影=地獄との間にほんの数メートルの隔たりしかないという世界観提示のようなカット。宇佐美と少女の絆としての美しい瞳。その震えるような表情。そして宇佐美の涙。どれをとっても繊細でエモーショナルで的確な#天国大魔境 pic.twitter.com/nFS1DbCKSi
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年5月20日
演出だったと思います。そして宇佐美の最期のシーン。スーツの袖で目をぬぐい、少女の亡骸を愛おしそうに見つめて口付けし、黒く不吉な拳銃を一度高く掲げてからこめかみにあてる。ここまでの芝居がとてもとてもよい。黒い拳銃と黒い烏とのアソシエーションも効いている。#天国大魔境 pic.twitter.com/KxMSm9GuDF
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年5月20日
宇佐美というキャラクターを大事にした名演出だと思います。ちなみに絵コンテは『ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝』監督の藤田春香さんですね。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年5月20日
脚本:窪山阿佐子さん、絵コンテ:藤田春香さん、演出:仲野良さん。#天国大魔境 pic.twitter.com/R3l4i40I3u
『天国大魔境』10話。TRIGGER五十嵐海さん絵コンテ・演出回でした。キャラを大胆にデフォルメさせて“遊ぶ”一方で、短いカットの連続、水の反射の利用、止め絵の活用など多彩な表現でテンポ感を出した素晴らしい話数でした。この作品は各話の演出の個性を堪能できるのも見所ですね。#天国大魔境 pic.twitter.com/EiBVHJRTBT
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年6月3日
脚本:窪山阿佐子さん、絵コンテ・演出:五十嵐海さん。#天国大魔境
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年6月3日
『天国大魔鏡』最終話。全話を通して魅力的で面白い作品でした。ここまで物語とアニメーションの両方が楽しい作品に出会えると、アニメファンをやっていて本当によかったと思えます。これだけ評価された作品ですから、続編は間違いないと確信しております。もちろん円盤も予約しました。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年6月24日
#天国大魔境
1位:『スキップとローファー』
【コメント】
異世界も冒険もアクションもない。恋愛ですらライトモチーフではない。売れ筋アニメの作法にあえて頼らず,みつみというユニークなキャラを中心に,心の機微や関係性でのみ物語とコメディを成り立たせた傑作だ。趣味も価値観も異なる人物たちが,みつみという不思議な親和力によって自然につながっていくーーSNSの時代において,逆説的に“つながり”よりも“分断”を選択しがちな現代人にとって,心に打ち響くものがこの作品にはある。
一見,素朴な作りのアニメに見えるが,キャラクターデザイン,画面全体の色味,劇伴,声優の演技など,あらゆる点で作り込まれた力作でもある。OPアニメーション(特にみつみと志摩のダンスシーン)も素晴らしく,みつみと志摩のキャラの魅力を大いに高めている。本作も現時点では続編の報はないが,ぜひとも制作してほしいところだ。
『スキップとローファー』1話。むちゃくちゃよかった。シンプルに見えて実に丁寧なアニメーションで、細部まで作り込まれてます。制服の青を中心とした爽やかな彩色。それらに寄り添うような軽やかな劇伴。美津未のキャラもいい。最後、恐怖顔が行き過ぎて伊藤潤二キャラになるのが最高。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月4日
#スキロー pic.twitter.com/v1BJm1EPpT
そしてやっぱりこの手の役所では黒沢ともよさん最強ですね。ほんと見応えありました。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月4日
脚本:米内山陽子さん、画コンテ・演出:出合小都美さん、総作監:梅下麻奈未さん、作監:井上裕亮さん。#スキロー
ここいいんですよ。みつみが食卓につく時、いったん座面に座ってから椅子を前に引く。僕らが日常的にやってる当たり前の動作なんだけど、だからこそ、この種のアニメで丁寧に表現することで、キャラが〈日常〉の中にしっかり定位していることが伝わる。#スキップとローファー #スキロー pic.twitter.com/TXhXQ6j2p7
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月5日
『スキップとローファー』2話。いやーもう最高ですね。価値観も生き方も性格もバラバラな人々が、あくまでもゆっくりと自然に穏やかに互いに寄り添っていく。そしてその優しさがフワリとしたアニメーションで表現されている。人に対する原作者の繊細な眼差しと、#スキップとローファー#スキロー pic.twitter.com/M4DSQk9z21
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月11日
それを十二分に理解して画に落とし込むアニメ制作班の力量とが合わさった傑作だと思います。今後も期待!
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月11日
脚本:篠塚智子さん、画コンテ・演出:阿部ゆり子さん、総作監:井川麗奈さん、作監:天野和子さん、Lee Sang Jinさん、佐藤このみさん、川口弘明さん。#スキップとローファー#スキロー
『スキロー』3話。これまた素晴らしい回でした。志摩の「一緒に食ったらなんかメシがおいしい」というセリフの通り、タイプも趣味も違う彼ら/彼女らを自然に、あくまでも自然につなげていくのはタピオカうんちゃらであり、ファミレスの食事であり、#スキロー #スキップとローファー pic.twitter.com/ZzGIMULoG0
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月18日
キャラメル&塩味のポップコーンなわけです。しか最初3人だったその輪が自然に広がっていく様子が本当に微笑ましくて、目頭が熱くなってくるほど。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月18日
作画やアクションとは違う技術で見せる演出に感嘆。こういう作品が今後もたくさん出てきて欲しいと思います。#スキロー #スキップとローファー pic.twitter.com/NMx5ZTv6nk
脚本:日高勝郎さん、画コンテ:許琮さん、演出:高村彰さん、総作監:井川麗奈さん。#スキロー #スキップとローファー
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月18日
『スキロー』4話。今回も素敵な話数だった!みつみというキャラクターの主成分は「ポヤ〜」=「心の遊び」なんですよね。都会の高偏差値高校の若者たちは、みつみのこの「ポヤ〜」にどうしても惹かれてしまう。学校一のストイック女子すら感化する。#スキロー #スキップとローファー pic.twitter.com/rWv1M58iQi
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月25日
そしてこの「ポヤ〜」をみつみに教えてくれたのが、石川県の田舎のレプリゼンテーションたる、幼馴染のふみだったのだろう。この餃子のシーンはとてもよかった。ヒロインの餃子カットでここまで見せるアニメってすごいと思います。#スキロー #スキップとローファー pic.twitter.com/Dc4ilytH9w
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月25日
脚本:篠塚智子さん、画コンテ・演出:佐沼ケンさん、総作監:梅下麻奈未さん。#スキロー #スキップとローファー
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年4月25日
『スキロー』8話。今回もとてもとてもとてもいい話数でした。志摩&梨々華の不安定な陸橋の構図からやや不穏な劇伴がインし、手を繋ぐカットで少し温かみのあるメロディに変調する。さらにその劇伴のまま、みつみたちのお泊まりシーンを繋げることで、#スキップとローファー #スキロー pic.twitter.com/1Pn5OfFZfm
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年5月23日
みつみの志摩の“明暗”の状況のコントラストが強調されている。いい流れでした。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年5月23日
あと今回の話数で面白いのは、ナオちゃんがおみつではなくおミカを気にかけるところですね。こういう“ミスマッチ”な親和力がこの作品の最大の魅力でもある。#スキップとローファー #スキロー pic.twitter.com/TGRJ1VsjM0
それと以前も言いましたが、このアニメは髪の表情がとても豊かで、今回で言うと暑気にやられてるみつみの髪。暑い時の女の子のセミロングって確かにこうなってますよね。こういう画の説得力は大事です。#スキップとローファー #スキロー pic.twitter.com/NIsHEXi3N2
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年5月23日
脚本:米内山陽子さん、画コンテ・演出:山城智恵さん、総作監:梅下麻奈未さん。#スキップとローファー #スキロー
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年5月23日
『スキロー』9話。田舎の夏の景色にみつみのスイカの「しゃく」を重ねるところ、むちゃくちゃよかったですね。ここは原作通りなんですが、文字と音ではだいぶ伝わり方が違ってほんと面白い。そしてみつみのこの表情ですよ。このカットの髪の表情もいいですね。#スキロー #スキップとローファー pic.twitter.com/r6CpH2wrHo
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年5月30日
対して先週からの流れでメランコリックな志摩の表情。この志摩の目から見たみつみが振り返る時、スローモーションのように髪がフワッと浮き上がるのがよかった。やはり志摩の目に映るみつみは色んな意味で特別なのだろうなと思わせてくれる素晴らしいカットでした。#スキロー #スキップとローファー pic.twitter.com/hoXnuJF9lD
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年5月30日
脚本:日高勝郎さん、画コンテ・演出:本間修さん、総作監:井川麗奈さん。#スキロー #スキップとローファー
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年5月30日
あとアバンもよかったですね。みつみが電車に乗って空港に行き、飛行機に乗って能登に降り立ちほっとするまで、一切劇伴を使わず、環境音だけでシーンを保たせている。この辺り、ブログ記事にしますね。#スキロー #スキップとローファー pic.twitter.com/oL9QzVaQj5
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年5月30日
『スキロー』最終話。志摩が自分の感情を「嫉妬」と名指した瞬間に「学校の楽しさ」を語り始めるという逆説的な心情。これが素晴らしい。これまで摩擦係数を減らす生き方をしてきた彼が、“心の引っかかり”みたいなものを“心の豊かさ”と認識したということですね。#スキロー #スキップとローファー pic.twitter.com/Bza0TrH825
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年6月20日
そしてそのきっかけとなったのは、間違いなくみつみだったのだろうと思います。思えばこの作品、第1話から志摩目線でみつみの背中を捉えるカットが多かったわけで、やはり親鳥を追いかける“雛”は志摩の方だったのかもしれませんね。みつみも「子どもみたい」と#スキロー #スキップとローファー pic.twitter.com/pvlXgLj8BP
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年6月20日
言ってますしね。最終話はみつみの出番が少なかったように見えますが、志摩をはじめ文化祭で活躍した多くの人たちがみつみに少なからず感化されている。そういう意味で、文化祭の輪の中心にはいなくとも、彼ら/彼女らの物語の中心にはいたのだろうと思います。#スキロー #スキップとローファー pic.twitter.com/tzrFufnhPJ
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年6月20日
やはり稀有なヒロインですよ。
— 🐾オフレット🐾 (@alter_Ego_3_02) 2023年6月20日
何はともあれ、2期は必ずやって欲しいと思います。これからも応援していますので!出合監督、スタッフの皆さま、素敵な作品をありがとう!お疲れ様でした!#スキロー #スキップとローファー
● その他の鑑賞済み作品(50音順)
以上,当ブログが注目した2023年春アニメ10作品を挙げた。
毎度のことながら,1位と2位の選出は迷う。今回も『スキップとローファ』と『天国大魔境』に関しては,方向性も世界観もまったく異なる作品なだけに,甲乙をつけるのにたいへん悩んだ。最終的に,当ブログ独自の「考察度の高さ」という評価ポイントに基づいて,『スキップとローファー』に軍配をあげた次第である。
2023年夏アニメのおすすめに関しては以下の記事を参照頂きたい。